【インタビュー】

モントリオールで指導に当たる
若き柔道家、本郷光道さん


〈 インタビュア・NICO / ココ・モントリオール誌 〉

今月のナイスガイは、昨年8月モントリオールに来たばかりの、通称「ホンゴー」さん。
日本を代表する競技・柔道にお詳しい方なら、この名前にピンとくるはず。なんと2009年のワールドカップ100キロ級2位。そして2011年の全日本柔道選手権では、前年の覇者、高橋和彦に一本勝ちし、3位を獲得した超大物選手、あの本郷光道(ほんごう・あきのり)さんなのです!


▲ホンゴー・スマイルでインタビューに応じる若き柔道家、本郷光道(ほんごう・あきのり)さん (撮影:Takeshi Morita)

茨城県出身、27歳。柔道を始めたのは6歳の時。祖父、父、そして3人の兄もみな柔道家という環境に生まれ育ちました。柔道の名門、土浦日大付属高校、中央大学へと進んだのです。

大学4年の時に、スコットランドで2週間柔道を教える機会に恵まれ、日本とは異なる教授法、柔道体系があることを知り、以降、積極的に海外に出るようになったそうです。実業団で活躍する傍ら、将来は海外で働くことを目標に、練習の合間をぬってNHKラジオの英語講座を毎日欠かさず聴いて、勉強しました。

柔道と英語というツールを携えて満を持して向かった先が、モントリオールでした。大学の大先輩である中村浩之先生は、カナダにおける柔道普及の第一人者。その中村先生創設の「モントリオール志道館」で、先生の片腕として日夜指導中です。

柔道の魅力は、世界中で普及していて、かつ日本の伝統武術であること。そして、大歓声の中で技を決めた時の高揚感は、何度経験しても飽きない喜びだそうです。

ホンゴーさんの夢は、柔道を飛び越えたところまで広がります。今後は、カナダで経済・経営学の勉強をし、将来に役立てたいと目を輝かせて語ります。

気は優しくて力持ち。整った顔立ちをくしゃんと丸めて出来上がる「ホンゴー・スマイル」が、身長184センチ、体重97キロの上にちょこんと乗っかると、まさに鬼に金棒。

光る道、と書いて「アキノリ」と読むお名前が、ホンゴーさんの前途をそのまま表しています。その眩(まぶ)しさに目をつぶりながらも、これからのホンゴーさんを、楽しみに見つめてまいりましょう!
http://shidokanjc.ca/

(2012年3月22日号)

 
 


 
 
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