【世界の街角から】

ホットな感覚の人気ブティック街がある
パリでもっとも古いエリア、マレ地区


パリの中心地、パリ市庁舎(Hotel de ville de PARIS)付近からセーヌ河に沿ってバスティーユ広場辺りまでをマレ地区と呼んでいる。14世紀にシャルル5世が王宮をこの地区に構えたことから貴族が多く住むようになり、政治の中心でもあったそうだ。19世紀半ばすぎ、パリ市内は大規模な街造りの改革が行なわれたが、この地区はそれに加えられなったため、現在でも18世紀以前の建物が残っているまさにヒストリックエリアである。


▲荘厳な建物、パリ市庁舎(Hotel de Ville)


▲古い歴史的建物が並ぶ中で突然現れた近代的建物のポンピドー芸術文化センター


▲ポンピドーセンターのすぐにある人形博物館の入り口


▲欧州一、人形が収集されている人形博物館


▲中世のお城のようなサンス大司教館

そのためかここには多くの博物館や美術館が点在している。歴史博物館、人形博物館、手品博物館、狩猟博物館、錠前博物館、ヨーロッパ写真美術館、ピカソ美術館など。1612年にできた赤レンガの34の建物に囲まれたヴォージュ広場にはビクトル・ユーゴが住んでいた館を記念したビクトル・ユーゴ記念館がある。建物の中は芝生になっていて都会の喧騒の中のオアシス的存在だ。


▲マレ地区には城壁のあとが残っている


▲マレ地区でもっともおしゃれな店ガ狭い道路の両脇に並んでいるフラン・ブルジョワ通り


▲個性的な店が多いフラン・ブルジョワ通り


▲フラン・ブルジョワ通りにあるフランス歴史博物館


▲フラン・ブルジョワ通りにあるカルナヴァレ博物館。パリの歴史をひもとく資料を展示

マレ地区は古い史跡ばかりがあるわけではない。とくに若い人たちに人気のスポットがマレ地区のほぼ東西に走っているフラン・ブルジャワ通りである。狭い通りの両側に個性的なブティックが並んでいて値段も手ごろ。のぞいて見るだけでも楽しい通りである。


▲奥に見える門がヴォージュ広場の入り口


▲周りを美しいたてもので囲まれたヴォージュ広場


▲1789年のフランス革命の発端になった場所、バスティーユ広場。この塔は1830年に建てられた

もうひとつ、このエリアの特色はパリの中でもユダヤ人居住区として知られている。彼らが多く住むロジエ通りにはユダヤ教の教会があり、ユダヤ・レストランも並んでいる。また、オリジナルデザインのブティックもふえていることが注目されてきた。新旧いろいろな面が見られるマレ地区はまさにホットスポットといえよう。

(リポート・いろもとのりこ)

 



 
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