【食べある記・トロント編】

「どんどん居酒屋」グランドオープン
多種のオリジナルメニューと酒が魅力!

トロント・ダウンタウンにまたひとつ、名物レストランがオープンした。「どんどん居酒屋」。ここ数年来のトロントの居酒屋ブームに拍車をかけることになるのだろうか。2月中ごろからの仮オープンを経て、3月9日にグランドオープンした。
総合バスターミナル駅のすぐ南側にあるダンダス通りに面したところに「どんどん居酒屋」の大きな看板がど〜んと目に入る。店は2階にあり、バーカウンター、オープンキッチン・カウンター、テーブル席、さらに大小パーティールームなど、総客席数はなんと約150席もある大型居酒屋だ。


▲「どんどん居酒屋」の看板


▲お客が来店するたびに「ドン、ドン」


▲お酒がズラリ並んだバーカウンター


▲8人掛けのボックス席。12人以上入るパーティールームもある

お客が出入りするたびに太鼓の音が店内に「ドン、ドン」と響き渡るにぎやかさ。といってもお客の会話が聞こえないほどうるさいわけではない。オリジナルメニュー約50種、酒の種類が約60種というのがこの店の売りであり、魅力であろう。
メニューの値段は$3から10数ドルと、手ごろな居酒屋お値段。いろいろ試してみたい人にはうれしい設定だ。数あるメニューの中からおすすめメニューをあげると、まず「サーモンわら焼き」($11.90)。生のサーモンをわらで包んであぶり焼きにした即席スモーク。生とスモークの中間の微妙な味わいが楽しめる。イカ墨入りパン粉をつかった「ブラック・クロッケ」($7)はちょっとビックリ感もあって変わりダネ。マッシュポテトにやわらかい鶏肉を載せ、お好み焼き風にアレンジした「ほっぺた焼き」($8.50)は万人向きでだれもが「イケル」。


▲サーモンわら焼きをお客の前で調理


▲変わりお好み焼き風「ほっぺた焼き」


▲ゆで卵のサーモンサラダ

そのほか、「おつまみ」「お造り」「煮物=炊」「蒸し物」「めん類」「ご飯もの」などいずれもこの店ならではのメニューがそろっている。酒類、特に日本酒の品そろえは自慢のひとつ。冷酒のグラス入りが手ごろな値段で味わえるのがうれしい。
オーナーのひとり、トニー・ウォンさんは中国・広州の出身。レストラン業界に携わること20年以上。トロントの寿司ブームの草分け時代に出店した人でもある。修業のため、トロントの日本レストランで働いたり、日本に行き、2年間みっちり習ったというから、巷(ちまた)のにわか仕込みではない。


▲オーナーのトニー・ウォンさん。お話しするのが大好き・・・

「ボクはこれまで何軒かレストランをやってきました。成功した店もあれば、失敗した店もあります。しかし、失敗はとてもいい勉強になりました。昔から『失敗は成功のもと』といいますが、辛い厳しい経験をしてこそ次があるのだと思います」と、トニーさん。
さらに「ボクは人と話すのが大好きで、この業界の仕事が性格にも合っています。日本料理はもちろん大好きです。トロントにはいろいろなジャンルの日本料理がありますが、それぞれが本物であればいいと思います。居酒屋は居酒屋で、雰囲気や料理が日本の居酒屋のようにお客さんがリラックスして楽しんでくれることが一番です」と加えた。
オーナーはトニーさんのほかに丸山カズさん(bitsマガジン発行人)と料理担当としてシェフの井筒大介さんが加わっている。


▲まるで日本の居酒屋の雰囲気があるテーブル席。右はマネジャーの安村マイキー(圭)さん

■場所:DON DON IZAKAYA
130 Dundas St. W., Toronto
■Tel:416 - 492 - 5292
■営業時間:毎日オープン(月〜木曜午前11時〜夜中12時、金曜午前11時〜午前1時、土・日曜正午〜夜中12時)
www.dondonizakaya.com

〈 リポート・いろもとのりこ 〉

(2012年3月15日号)

 



 
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