【食べある記】

味と雰囲気はまるでパリ!
「Tati BISTRO」トロント・サウスアネックス地区


パリの学生街カルチェラタンの裏通りにありそうなビストロ、そんな雰囲気いっぱいの「Tati BISTRO」。そういえば、トロントのカルチェラタンともいわれるサウスアネックス地区にあるのもうなずける。トロント大学のすぐ近く、Spadina Avenue の西、Harbord Street にある。本場に比べるとずいぶん静かだが、この通りにはけっこうおしゃれなレストランやカフェ、ベーカリー、チーズ屋、日本のギフトショップ「Things Japanese」などが並んでいる。


▲トロントの Harbord 通りにある Tati BISTRO


▲パリのビストロ風の店内

店名の「Tati」はフランスの映画監督で俳優だった故 Jacques Tati(ジャック・タチ)からつけたそうだ。なんでもこの店のフランス人オーナーシェフが大ファンだという。Tati監督の作品で日本人にもっとも知られているのは米アカデミー賞最優秀外国映画賞(1958年)を獲得した「ぼくの伯父さん」(Mon Oncle)だろう。

Tati BISTRO のメニューもパリ・ビストロの味がそっくり楽しめるようになっている。オードブルにはムール貝のワイン蒸し(Moules Marinière)や、エスカルゴ、かえるの足のにんにく風味、オニオン・グラタン、パテ・シャンパーニュなど典型的ビストロメニューである。値段はほとんどが9〜10ドル。


▲オードブル、かえるの足のにんにく風味焼き。魚と鶏肉の間のような食感が好評。


▲ムール貝のワイン蒸し(オードブル)。ソースがおいしく、量もたっぷり

メインは、肉料理はタルタル・ステーキ、牛の赤ワイン煮(Boeuf Bourguignon)、うさぎの蒸し煮、ポトフー、ラムのローズマリー風味焼きなど、これらもオーソドックスなビストロメニュー。魚料理にはブイヤーベースのほかにギンダラやローカルの魚、ピカレルのムニエールなどの料理もある。値段は25ドル前後が多い。

アラカルトのほかにこの店で人気があるのは、3コース25ドルの PRIX FIXE MENU(定食メニュー)。オードブル、メイン、デザートをいくつかのメニューから選ぶお得コースである。ただし、このメニューは日曜から木曜までで、金曜と土曜はやっていない。


▲3コース25ドル定食メニュー、オードブルのパテ


▲メイン料理、ニジマスのアーモンド風味焼き


▲デザートのアップル・タルト

日曜日にはサンデーブランチもあり、クロック・マダム、クレープのグラタン、オムレツ、エッグ・ベネディット、ムール貝とフライドポテトなど、これらもまたパリのカフェのどこにでもありそうなメニューである。12ドル前後が主。

暖かい季節になると屋上のルーフトップ・パティオがオープンする。

【Tati BISTRO】
■アドレス:124 Harbord St. Toronto
■Tel:416-962-8284(週末は要予約)
■オープン時間:毎日午後6時〜11時、サンデーブランチ午前11時〜午後3時
www.tatibistro.com

〈 リポート・いろもとのりこ 〉   (2012年2月16日号)

 



 
(c)e-Nikka all rights reserved