【友好の絆】

オランダからの贈り物、60周年記念の年

オタワでチューリップ祭り盛大に開幕


カナダとオランダを友好の絆(きずな)で結ぶオタワの「第60回カナディアン・チューリップ・フェスティバル」は5月4日(金)、オタワ市のバイワード・マーケットで行われた記念式典で開会を迎えた。
記念式典では Wilhelmus Julius Petrus Geerts オランダ大使による謝辞が述べられ、オランダ王女からのメッセージが読み上げられる中で古式ゆかしく鐘の音をならしフェスティバルの開幕が宣言された。
このフェスティバルの起源は第二次世界大戦にさかのぼる。大戦中にオランダのユリアナ王女がオタワに亡命、その間に出産したのだが、生まれた子供にオランダでの王位継承権を与えるためカナダ政府がこの場所を一時的にオランダ領とした。そのことへの感謝をこめて、戦後、オランダがチューリップの球根をオタワに贈ったことからチューリップ祭りが始まったのである。今年は60回目を迎えた。この日は、特にオランダの戦没者追悼の日と重なり、両国の平和を祈る黙とうを捧げる時も設けられた。
フェスティバルは5月21日(ビトリアデー)まで開催される。オタワ市内各所で美しいチューリップを見ることができる。すでに国会議事堂のあるパーラメント・ヒル、リドー運河を挟んで対岸のメジャーズ・ヒル、ドーズ湖畔、コミッショナーズ・パークなどでチューリップは満開を迎えている。また期間中の週末にはバイワード・マーケットを中心にさまざまなイベントも行われている。
詳細はウェブサイトを参照:http://tulipfestival.ca/


▲チューリップ祭のオープニング・セレモニーで謝辞を述べるオランダ大使


▲メジャーズ・ヒルのチューリップ(奥は国会議事堂)


▲コミッショナーズ・パークのチューリップ


▲公園の中央にはチューリップ・フェスティバルの由来を書いたパネルが設置されている


▲早朝にもかかわらず多くのカメラ愛好家が花壇の周りに集まった


▲国会議事堂のタワーとチューリップ


▲夕日を浴びる国会議事堂

【取材/撮影:5月4日〜5日】

(2012年5月10日号)

 
 


 
 
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