【トロント郊外ガイド】

話題呼ぶ総合アウトドアセンター
ロングポイント「ECO−ADVENTURES」

トロントから西南へ車で2時間ほどのところにエリー湖に面した岬、 Long Point(ロングポイント)州立公園がある。夏はマリンスポーツをはじめ、キャンプ場としてにぎわうところである。そこから東へ5〜6キロのところ、Turkey Point(ターキーポイント)にユニークなアウトドアを楽しむ総合施設「LONG POINT ECO-ADVENTURES」がオープン、話題を呼んでいる。


▲「LONG POINT ECO-ADVENTURES」の看板

「ECO-ADVENTURES」では、自然の林や沼、谷、川など広い敷地でいろいろなアクティビティーが楽しめるようになっている。入り口に近いところにオフィスを兼ねた天体観測のできる建物「0bservatory & Adventure Centre」がある。大きな天体望遠鏡を備えており、夜の星観測ツアーでは専門家の解説により星や月を眺めて天体を楽しむ。


▲「ECO-ADVENTURES」のオフィスや天体観測所(Observatory)などがある本館の建物

野外アクティビティーとしては、林や谷にめぐらされたロープを渡る「Zipline Canopy」、マウンテンバイク、カヤックやカヌー・アドベンチャーなどが用意されている。またエリー湖に面した広大な沼に沿って木で造られた遊歩道トレイルや林の中の各種トレイルを散策するのもおもしろい。


▲Zipline Canopy(綱渡り)の中継地とつり橋


▲エリー湖につながる湿地帯に沿って木の遊歩道がある


▲オフィスのそばにある Wilderness Suites テント


▲宿泊テントは一つひとつ間隔が開いて設置されている

敷地内にある宿泊テント施設は「Wilderness Suites」と呼ばれ、一般のキャンプ用テントに比べるとぐっと豪華。テント内にベッド、シャワー付きバスルーム、テーブル&椅子などが備わっていてまるでホテル並み。寒い時期は暖房用電気毛布が与えられる。


▲Burning Kiln Winery の建物

「ECO-ADVENTURES」入り口の向かいには、「e-nikka」で昨年秋に紹介したワイナリー「Burning Kiln Winery」が建っている。オープンしてまだ5〜6年とニューフェイスではあるが、最近、ワイン品評会などで賞を取ったりして評判が高まり、人気ブランドのひとつになりつつある。


▲Burning Kiln Winery のワインの特色について説明するオーナーのひとり、マイク・マッカーサーさん


▲一般のテイスティングカウンターでは好みのワインを試飲できる(1種は2ドル、3種で5ドル)

この地域は以前タバコ栽培をしていて、ワイナリーの小屋には葉を乾燥させる窯(かま)があった。Burning Kiln Winery の名前は Burn(燃やす)、Kiln(キルン=窯)から取ったもので、実際、その窯をぶどうを乾燥させるのに利用しているそうだ。窯にしみついたリッチで繊細なフレイバーがワイン醸造に効果をもたらす。そこがこのワイナリーのユニークな特色でもある。訪問者には、ワイナリーツアーもアドベンチャーツアーのひとつに加えられ、ここで食事もでき、パティオも利用できる。


▲キノコ狩りツアーで採取したきのこ類。右のジャンボキノコはステーキ風にソテーするととてもおいしい


▲宿泊テントのすぐそばに建てられた特設テントでキノコ・フルコースの食事をいただく


▲キノコサラダ


▲メインのリコッタチーズとキノコ、ほうれん草の重ね焼き、クリームソース。けっこう濃厚な味

さらに、秋にはこれまたユニークな「キノコ狩りツアー」が企画されている。キノコの専門家に引率されて周囲の林にキノコ狩りに出かけ、収穫したキノコを一流の料理人がすぐに調理。キノコづくしのフルコース5種の料理を Burning Kiln Winery のワインとともにいただくという風流なツアーである。このツアーは9月末から10月初めにかけて実施される。

【 LONG POINT ECO-ADVENTURES 】
■場所:1730 Front Road, St. Williams, Ontario
■予約:Tel:1-877-743-8687 (日帰り、1〜3泊などいろいろなメニューがある)
■オープン:一年中(ピークは5月〜10月)
■道順:Hwy 403(または Hwy 401)を西へ、Hwy 24を南に下り、SIMCOE 町を通って10号線(Turkey Point Road)をさらに南下、Front Road を西へ行くと「ECO-ADVENTURES」のサインがある。
■ウェブサイト:www.lpfun.ca

〈 リポート・編集部 〉 (2012年5月24日号)

 



 
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