【世界の街角から】

アンダマン海の真珠
タイのリゾート地、プーケット (1)



〈 トロント 松井祐実・記 / 写真撮影: Richard Severin 〉

タイはバンコク、タオ島、今回のプーケット(Phuket)で3回目の訪問になる。プーケットは、バンコクのような都会とは違ってリゾート気分が満喫できる。タオ島に似たところはあるが、プーケットはもっと大きく、こぢんまりしたタオ島よりははるかに町が発達している。

▲プーケットで一番人気のパトンビーチ。白い砂浜にたくさんのパラソルとビーチチェア

アンダマン海の真珠といわれるプーケットには、年間約350万人もの観光客が訪れるという。また、リゾート開発が進んでいるため、プーケットを訪れる観光客にとって魅力的なジェットスキーやスキューバダイビング、または丘陵地帯ではトレッキングやゴルフなどのアクティビティーが充実していて楽しめる。

基本的に、プーケットの気候は5月〜11月の雨期と12月〜4月の乾期の二つに分かれている。雨期には1日のうち1時間くらい強い雨(スコール)が降る。。観光には12〜4月の乾期がベストシーズンであるが、雨期には少ない観光客を誘致するためなのか、イベントが多い。

その中でも面白いのが、タイの旧正月4月13日に行われる、通称、水かけ祭り「ソンクラーン」。この水かけ祭りは、プーケットだけでなくタイ全土で行われるが、開催日はその土地によりまちまちのようだ。この日は、観光客であろうが容赦なく水をかけられるので覚悟をする必要がある。バケツごと水をかけられることもあるらしい。


▲プーケットのランドマーク、宿泊したホテル、ロイヤルパラダイスホテル。どこにいてもこのホテルを目印にすれば自分がどの位置にいるのかすぐわかる


▲ホテル最上階にあるラウンジからの景色。パトンビーチが一望できる

今回私たちが宿泊したのは、プーケットでもっとも開発が進んでいるというパトンビーチ(Patong Beach)。空港からパトンビーチまでは車で約50分。パトンビーチが見えてくると、それに伴いたくさんの建物も見えてきた。宿泊したのは、パトンビーチで一番背の高い25階建てのホテル、ロイヤルパラダイスホテル。このホテルはビーチ沿いではなく、ビーチへは歩いて10分ぐらいだったが、ホテル最上階のレストランからはとてもきれいなサンセット(日没)を見ることができた。

パトンビーチはプーケットにあるたくさんのビーチの中でも一番人気で、ビーチチェアとパラソルが所狭しと並んでる。確かに、ビーチは白い砂浜と碧(あお)い海が広がり、最高のロケーションである。でもあまりにも人が多すぎるような気もする。

このエリアは観光客がとても多いので、とにかくお店やレストランが多い。さらに、夜になると、閉まったお店の前ではたくさんの屋台が営業を行う。ファミリーマートやセブンイレブンなどのコンビニは至る所にある。両替所もとても多いが、店によってレートがかなり違う。


▲プーケット最大のショッピングモール「ジャンクセイロン」。洋服、靴、おみやげ物から食料品にいたるまで、何でも揃う。マクドナルドから和食にいたるまでレストランも幅広い

パトン地区のメインストリートは、バングラ通りとラット・ユー・ティット通り。ラット・ユー・ティット通りは昼夜問わず車の通りが多く、観光客も多い。この通り沿いには、「ジャンクセイロン」と呼ばれる大型ショッピングモールがある。敷地面積20万平方メートル、出店数300あまりとかなりの大きさ。


▲ビーチ沿いにはたくさんのシーフードレストランが軒を連ねている。店の外に写真のようにロブスターが並ぶ。量り売りなので、しっかりと金額を確かめないと・・・。ロブスターは特に高い


▲地元の料理、カオマンガイ(タイ風チキンライス)。ご飯はチキンスープで炊かれている。チキンは蒸してあるのであっさりした味。これに辛いソースをかけていただく

このモールの中には「Big C」というスーパーマーケットまで入っているのでとても便利だ。スターバックスやマクドナルドにバーガーキングといった北米のお店が多く、このモールの中だけはタイではない感じ。プーケットは、シーフードのお店が多い。高いお店もたくさんあるが、リーズナブルに食べられるお店もある。屋台でもシーフードを食べることができる。


▲屋台村。屋台といっても、固定されている屋台で、それがたくさん軒を連ねて一つの大きな野外レストランのようになっている。普通のレストランで食べるより断然安い。味も悪くない

今回初めてプーケットに行ってみて、以前行ったバンコクとはかなり違うと感じた。バンコクはごみごみした感じという印象だったが、プーケットは、リゾートだから当たり前だが、「アンダマン海の真珠」といわれるように、海が透き通ってきれい。リゾート開発されているので建物がきれいという印象もあるかもしれないが、楽しい気分にさせてくれるところである。〈つづく〉

(2012年8月16日号)



 



 
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