【食べある記・トロント編】

居酒屋ブームの中で特色を!
タパス&オイスター・バー「Japas」


トロントは今、居酒屋とラーメン屋ブーム真っ盛り! まだまだ増えそうな気配だ。トロントでのブームはカナダ西部のバンクーバーからおそまきながら数年前から始まった。それが今年に入ってますます加熱し、「これじゃ、過当競争にならないか?」とよけいな心配までする人も・・・。こんな状況で勝ち抜くには「この店ならではの特色」を持つことだろう。


▲トロント市ブローア通りのコレアンタウンにある「Japas」


▲店内はうなぎの寝床式で間口は狭く、奥行きが長い。席数は約50〜60席

つい1カ月ほど前にトロント市内のコレアンタウンにオープンした居酒屋「Japas」は、まさにそこら辺を考慮してか、「オイスター・バー」を店名につけ、居酒屋メニューとフレッシュな生ガキを2本立てにして特色をつけている。


▲オイスター・テイスティング。まずはこれで味見を・・・

生ガキは新鮮さが勝負。「Japas」のオーナーシェフの一人、キム・チョウさんはケンシントンマーケット内の魚屋「NEW SEAWAY FISH MARKET」の経営者でもある。ということで、新鮮な材料が容易に手に入ることが納得。
店名の「Japas」はJapanの「J」とスペイン酒場の小皿料理 Tapas (タパス)を組み合わせたもの。その名の通り、日本的な居酒屋風小皿料理がそろっている。しかし、他の居酒屋に比べるとメニュー数はそれほど多くなく、それだけオリジナルなものを選んで出しているという感じだ。


▲サーモン・カルパッチョ。ソースと揚げれんこんが効いている


▲まぐろの寿司ピザ。食べやすく子供にも人気


▲ミニお好み焼き。その割にはボリュームがある

サーモンやマグロのカルパッチョ($8)、ミニ寿司ピザ($6)、たたき($8)、タルタル($8)なども、この店ならのものが工夫されている。
きわめつきは生ガキ。ざっと採れる場所別に15種類のカキがメニューにあがっている。まずはオイスター・テイスティング(4個で$10)で味見してから追加を注文するのが懸命かも。ソースは和風のおろしポン酢、スパイシーソースなど3種が添えられている。
グリルメニューは焼き鳥(1本$2)、焼きさば($8)のほか牛肉串焼き、シーバス、イカの姿焼き、ナス田楽などがあり、こちらも人気がある。
そのほか、たこやイカが入ったミニお好み焼き($6)、カキやムール貝、エビ、ホタテなど新鮮な魚介類を使ったタパスメニューがそろっている。また、ミニ丼やミニうどんなどお酒のあとの「〆」(しめ)メニューにも心配りが感じられる。 アルコール類は、日本酒、焼酎、生ビール、ワインなど一通りそろっている。


▲若さいっぱいのオーナーシェフ2人、キムさん(32歳=左)とクリスさん(34歳=右)

これらの料理は元日本料理店のシェフでこの店のオーナーシェフ、キム・チョウさんとパートナーのクリス・スーさんが担当している。2人とも奥さんが日本人という共通点があり、彼女たちもサービス担当でひと役買っている。

【Japas】 Japanese Tapas & Oyster Bar
■場所:692 Bloor St. West(地下鉄クリスティー駅から東へ徒歩2〜3分)
    Tel:647-748-8847
■オープン時間:毎日夕方5時〜午前2時(変わることもあります)
www.japasoysterbar.com

(2012年12月13日号)



 



 
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