【ひと】

プリンスエドワード島の海辺に「夢のサロン」開業
セラピスト、永井摂子さん


〈リポート・ウオーレン真紀子(PEI在住30年)〉

新年明けましておめでとうございます。
今回は「赤毛のアンの島」プリンスエドワードアイランド(PEI)在住の日本人女性、永井摂子(ながい・せつこ)さんをご紹介します。


▲愛娘 Juju ちゃんと永井摂子さん、ジェフ・イーガーさん夫妻

永井摂子さんは40歳、セラピストです。北海道留萌(るもい)市生まれ。両親は公務員で彼女は次女、20代の頃は郵便局に勤務していました。
セラピストという職業に就いた動機は?と伺ったところ、物静かな彼女がきらきらと目を輝かせ、「27歳の時、インドネシア・バリ島でスパを体験したことがきっかけでした」。

その後、彼女はセラピストへの道を目指し始め、働きながらリフレクソロジーの資格を取得しました。レフレクソロジーとは、足の裏などをマッサージして血行を良くしたり、緊張をやわらげたりする治療法のことです。さらに、彼女の姉が住むタイを訪ねてタイマッサージの技術を習得し、インドでヨガを勉強するなど、セラピストになるための必要な基本的な勉強を重ねました。

30歳のときに仕事を辞め、北海道洞爺湖のウインザーホテルや東京のぺ二ンシュラホテル(5つ星ホテル)でセラピストとして働いていました。

摂子さんが、カナダのプリンスエドワード島へ来ることになったきっかけは、アトランティックカナダ出身のジェフ・イーガーさん(Jeff Eager=40歳)との出会いでした。ジェフさんは、以前はカナダの観光誘致を兼ねたツーリズムプロモーションのフィルム制作を担当していました。
また、旅好きの男兄弟3人のトラベル番組の制作で世界中をめぐったりしました。アウトドアスポーツやトラベルアドベンチャーTVで大活躍していましたが、現在はショートビデオの作成や写真撮影の仕事をしています。また、自分の家のデザインや、建築に熱を入れているとのこと。


▲完成前の夫妻の家。1階にサロンが・・・


▲セラピスト永井摂子さん。 Serenity Salon にて

摂子さんとジェフさんが日本で出会ったのは10年前。そして3年前に結婚、東京に住んでいましたが、1年半前にプリンスエドワード島に移転しました。PEIの州都シャーロットタウンから北東へ30分ほどのトラカディ湾に面した海辺のグランドトラカディ(Grand Tracadie)という町です。1年前に女の子 Juju ちゃんが誕生。結婚後の人生の大転換を彼女はさらりと受け止めて前向きに生きています。


▲快適なサロン


▲家から海岸に通じる私道「Eager Lane」


▲自宅の窓から見えるトラカディ湾の風景

結婚や孫娘の誕生を心から喜んだジェフさんの両親は、住み慣れた隣のノバスコシア州ケープブレトンからプリンスエドワード島へ引っ越し、二人の家の隣りに家を建てました。これからはすぐ近くにいて、孫の世話も含めて応援してくれるそうです。
購入した海辺の土地は壮大な森だったので、まずは海へつながる私道「Eager Lane」を作りました。それは大変な作業だったそうですが、両親の家は既に完成しています。ジェフさんと摂子さんたちの家は、3階建てで、摂子さんのサロンは1階にあります。

2012年の秋に夢のサロン「Serenity Salon」をオープンしました。 Serenity には「やすらぎ」という意味があります。彼女のこれからの願いは、娘に日本とカナダの文化を伝えてゆきたい、ぜひ皆様にサロンに来ていただき、心身ともにくつろいでもらいたいということだそうです。

私も、静かな口調の摂子さんから「やさしさ」を頂き、ネパールで手に入れたという鐘の音で心が洗われました。まるで別世界の静寂さの中で心も体も緊張感が解けてしまいました。

Serenity Salon (セレ二ティサロン)
102 Eager Lane, Grand Tracadie PEI C0A 1P0

営業時間:朝9時から夜9時まで
お問い合わせ:902-213-1184
Email:serenity@massagepei.com
サイト:www.massagepei.com

※年間オープン。PEI州内出張可能。最低2時間前の予約要。

(2013年1月1日号)



 
 


 
 
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