【新年を祝う】

入場者1000人超! 大勢の子供たちでにぎわう
日本の伝統行事を再現した「お正月会」


1月27日(日)、トロント日系文化会館(JCCC)で恒例の「お正月会」がトロント新移住者協会(NJCA)&JCCC共催で開催された。お天気がよかったこともあって大勢の入場者たちでにぎわった。年々子供の参加が増えているが、今年も日本のお正月行事を楽しむ子供たちの姿が目立った。


▲トロント日系文化会館入り口に設けられた神社ではかわいい巫女(みこ)さんたちが来場者にご挨拶

小林ホールでの開会式では、瀧澤ゆうかNJCA会長、吉本徹也トロント総領事館首席領事、ジェームス・ヘロンJCCC館長がそれぞれ「お正月会」に思いを寄せた挨拶の言葉を述べた。吉本首席領事は「日本では忘れ去られがちな伝統的お正月の行事を海外で行うことは日本文化を広める意味でも大変有意義なことです」と語り、「お正月会」を盛り上げてくれた。


▲獅子舞に驚く子供も


▲男性に負けないくらいの威勢で会場をねり歩く「女神輿(おんなみこし)」

開会式のあと恒例の餅つきが行われ、ゲストや一般の参加者の中から希望者が親子で元気よく杵(きね)を振り上げて餅をついた。つきたての餅は、あん入りにして小さく丸め、会場で配られ、皆おいしそうに味わっていた。
続いてお正月に付きものの「お屠蘇(とそ)」について川辺ハリーさんが解説し、飲み方のデモンストレーションが行われた。さらに2組の獅子舞の獅子がステージで舞ったあと観客の間を練り歩いて、子供たちをビックリさせたり、笑わせたりと大人気。
さらに今回初めて登場したのは女性ばかりが担ぐ「女神輿」(おんなみこし)。館内を勢いよく「わっしょい、わっしょい」の掛け声と共に練り歩いて、気分も絶好調。


▲山本のりこさんのパントマイム


▲トロント子供ミュージカル


▲JCCCウクレレクラスの演奏

会館受付横の通称「モト通り」前では、山本のりこさんがパントマイムを演じ、マイムの不思議な動きに子供たちの目はくぎ付けになった。
演芸の部では司会の安西雅子さんにより進行。元気な「桜舞」よさこいグループによる「ソーラン節」、JCCCフラダンスグループ「オハナフラ」のフラダンス、藤間泰さんの古典舞踊、トロント子供ミュージカルが演じたミュージカル、JCCCウクレレクラスのウクレレ演奏、和楽器演奏などバラエティーに富んだプログラムが披露された。これらの企画演出はトロント芸能愛好会による。
商工会コートでは書き初めや羽子板など各種ゲームが行われた。そのほか館内ではかるたや囲碁・将棋、お茶のお点前も催された。多くの食べ物をはじめ、さまざまな品物を販売する出店ブースも人気を集めていた。


▲囲碁を楽しむ


▲お茶のお点前はカナダ人にも人気

瀧澤ゆうかNJCA会長は次のようなコメントを本紙に寄せてくれた。
「入場者1000名を超え、おかげさまでお正月会を成功裏に終わることができました。イベントを盛り上げてくださったボランテイアの皆さん、援助や協力の手をさし述べて下さった皆さん、そして、お正月会に参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
今回のイベントで、まさに新移住者協会の世代交代の現状を実感しました。特に、子供達のあのはしゃぎよう、うれしそうな表情に目が止まりました。ボランテイアをしている子供達の一生懸命に打ち込んでいる姿はとても奇麗です。
そし て、ふと思ったのは、子供達の好奇心の強さです。目が輝いています。あれが未来へ向かっての原動力となるのでしょう。日系社会の明るい未来が予測できます。
私達大人も、彼らに負けぬよう好奇心だけは持ち続けたいものです。そして再び生まれ変わるような気持ちで当協会の発展を目指したいと思います。どうぞ、これからもトロント新移住者協会への支援とご指導とご鞭撻をよろしくお願いし ます」
来年の「お正月会」が楽しみである。

【「e-nikkaムービー」をご覧ください】

(2013年1月31日号)



 



 
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