【食べある記・モントリオール編】

オールドモントリオールで優雅にランチ
レストラン「Les 400 Coups」


〈ココモントリオール誌 Nico Fujita・記〉

モントリオールの旧市街、オールドモントリオール。ノートルダム東通りのちょうど400番地に、レストラン「Les 400 Coups」がお店を構えています。


▲カウンター席もオシャレ

フランソワ・トリュフォー監督の代表作でもある映画「Les 400 Coups」(邦題=「大人は判ってくれない」)と同名ですが、フランス語慣用表現で「あらゆる愚行をし尽くす」という意味。愚行を含めた日常をしばし離れ、今日は雰囲気たっぷりのレストランで、優雅にランチとまいりましょう。


▲ジュテ料理長、真剣な眼差しで最後の仕上げ

2010年年末のオープン以来、にぎわいが絶えないこのお店には3人の大黒柱がいます。料理担当マルク・アンドレ・ジュテシェフ、デザート担当のパトリス・ドゥメールシェフ、そしてフロア責任者のマリ・ジョゼ・ボードゥワンさんです。

3人はそろってケベック観光ホテル学院(ITHQ)の同窓生。それぞれが欧州を含めたあらゆる有名レストランで修業を重ねた後に集結し、満を持してこちらのお店をオープンしました。3人に共通する思いは、お客様に「快適な空間で洗練された料理を提供し、一期一会(いちごいちえ)の経験をしていただくこと」。旬(しゅん)のもの、地元産の材料にこだわるのも、そんな3人の強い決意の表れです。


▲明るい色彩と深い味わいが見事な、ヤギチーズのラビオリ


▲デザートシェフは3冊の本を出版、TVでも人気

ベジタリアンの私の一皿目は、先ほど畑から引っこ抜かれてきたばかりの新鮮なきゅうりが主役。甘酸っぱいシポリーニ(玉ねぎ)のマリネ、軽い仕上がりのエシャロットのフライが乗っかり、ヨーグルトとディジョンのからしで作られたホワイトソースが添えられています。生きたきゅうりは弾力があって、うまさがはじけます。

メインはラビオリ。辛みの効いた人参ソースはトロピカルなフルーツなどで彩られ、むしろシンプルな主役のラビオリを引き立てます。柔らかい皮はソースを吸収しやすくチーズの美味しさをそっとサポート。


▲ライチーのグラニテ。美味しいサプライズが詰まっています

デザートはライチーのグラニテ。エキゾチックな味にハイビスカスのチップスとホワイトチョコムースの甘さ、グレープフルーツの酸味、さらにはカンパリのジュレが大人っぽさまで加えて、大芸術品の誕生です。

400回訪れたい「Les 400 Coups」でのランチ、お楽しみあれ! A table !

■「Les 400 Coups」
400 Notre-Dames East, Old Montreal
Tel : 514-985-0400
www.les400coups.ca

(2013年6月13日号)



 



 
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