【食べある記・トロント編】

手作りお弁当とティーで落ち着いたひととき
ユニークなカフェショップ「Red Tea Box」


〈トロント 中村智子・記〉

トロントのクイーン・ストリート・ウエスト×ユークリッド・アベニュー(Euclid Ave.)にある「Red Tea Box」は、都会の喧騒を離れて、静かで落ち着いた時間を過ごすことのできるユニークなカフェです。お店の間口が狭く、見過ごしてしまったことも幾度かあるのですが、奥行きが長く、まるで京都の長屋のような雰囲気です。


▲「Red Tea Box」の入り口


▲京都の長屋のような渡り廊下。向こう側が Queen Street West

お店に入ると、お茶やお菓子などのギフトショップ。その奥の細長い渡り廊下を経てカフェへとたどり着きます。夏場や天気の良い日にはこぢんまりとしたかわいらしいパティオがオープン。パティオの奥には屋根付きの小部屋があり、そこでもお茶やランチを楽しむことができます。
パティオも小部屋もインテリアが凝っていて、それらを見るだけでも楽しくなります。私見ですが、コンセプトは「東洋と西洋のお茶の融合」で、女性だけではなく男性にもおすすめのお店です。


▲小部屋カフェ


▲パティオも凝ったインテリアが・・・

まず、ここのカフェの魅力は、何十種類ものお茶(緑茶、紅茶、中国茶も)を味わえるところ。いつかここのお茶リストを制覇するのが私の目標です。個人的におすすめしたいお茶は、濃いほうのダージリン(濃いくちと薄くちの2種類がある)と「Snow Pea」というホワイトティー。
ダージリンは紅茶の定番ですが、ここのダージリンティーはポットで運ばれて来た時からいい香りが漂い、食欲をそそります。 Snow Pea は、サツマイモのような甘い香りが特徴の紅茶です。軽やかな味わいで、食ならぬ「飲」が進みます。

ちなみに、スタッフはどのお茶をどのタイミングや温度で出すのかを心得ているので、ポットにはいつもベストな状態のお茶が入っています(当然ながら、注文を受けてからお湯を沸かし、お茶は葉っぱから抽出している)。二人ならポットで注文することをおすすめします。お手製のショートブレッドがセットで付いてくるのも、うれしいおまけです。

ここの月替わりランチも見逃せません。できるだけ地元の食材を使った手作り感たっぷりのお弁当ランチは、ここの人気メニューです。素朴な家庭料理に趣向を凝らして、ひとひねり加えた味つけがなんとも言えません。できたてほやほやのお手製スープもおすすめです。 


▲10月のお弁当ランチ 

そして、最後にデザートも忘れてはいけません。サワーチェリー入りダークチョコレートブラウニーが、私のお気に入りです。見た目は小さそうですが、中身がたっぷりと詰まっていて、最後はお腹いっぱいに。抹茶チーズケーキスクエアも美味でした。紅茶やお茶との相性もばっちりです。ちなみに、キャラメル何とかと付くデザートは、すべてめちゃくちゃ甘いとスタッフが忠告していました。


▲濃厚ダージリンとサワーチェリー入りダークチョコレートブラウニー。お手製のショートブレッドも・・・

トロントのダウンタウンにいるとは思えないくらいに静かな居心地のいい場所で、秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。ランチ予算はお茶も含めて、一人当たり$20から(チップ、税込み)です。

【Red Tea Box】
■アドレス:696 Queen St. West, Toronto
      Tel : 416-203-8882
■営業日時:水曜〜月曜午前10時(土曜&日曜午前11時)〜午後6時(ランチ&アフタヌーンティー)。火曜休み

(2013年10月24日号)



 



 
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