【記念式典】

トロント日系文化会館創立50周年ディナー
360人が出席、盛大に開催される


トロント日系文化会館(JCCC)創立50周年を記念して11月9日(土)夜、小林ホールで祝賀ディナーパーティーが盛大に開催された。約360人が出席、JCCC創立50周年を祝う人たちでにぎわった。50年という歴史を振り返るということで、レトロスタイル・ファッションがリクエストされたため、それにふさわしい服装で出席した人たちが目立った。トロント訪問中のトロント・スカーボロ地区と姉妹都市関係を結んでいる神奈川県相模原市の山口和夫副市長ら一行5名も出席した。


▲1963年10月、オープンしたトロント日系文化会館(旧館) 【写真は「JCCC YEARBOOK」より】

トロント日系文化会館(旧館)は、1963年10月27日、ドンミルズ地区の 123 Wynford Drive にオープした。当時、日系人の心のよりどころとなる文化センターの設立の気運が高まっていた。資金集めの段階で苦労した有志の日系人たちが自分の家を抵当に入れて建設基金に充てた話はよく知られている。
その後、活動が活発になり手狭になったため、会館建物を拡張するか、あるいはもっと広い場所に移転するかなどの計画が論議された。1996年12月、会館理事会は数百メートル離れた 6 Garamond Court にある広い土地と建物を購入した。これが現在のトロント日系文化会館となっている。
購入以来、会館は建物の内部に順次リノベーション工事を施し、第一フェイズ(段階)が終了した1998年にオープンしたのに続き、第二フェイズが1999年にオープンした。その間、トロント日本商工会の寄付により「商工会コート」が誕生。また、篤志家のコビー小林さん夫妻からの巨額の寄付金により「小林ホール」が完成した。


▲藤原ケイさん(左)と西村ナナさん

▲松本ジェームス真一郎さんと瀬戸山久子さん ▲マーナ・ジョンさんと英子さん


▲キャシー・オオカワラさん ▲ラオスの民族衣装で、マリ・ピーパさん(右)、めいのマリザさん


50周年祝賀パーティーは、商工会コートでのカクテルのあと、小林ホールへ。オープニングは永田社中の太鼓パフォーマンスで幕が開いた。続いてスティーブ及川氏と瀬戸山久子さんによる司会で日系文化会館の50年史が紹介された。「この会館は日系一世、二世、三世、四世、新移住者、商工会の方々が和合して成り立っているという世界でも珍しい建物です。これを次世代にバトンタッチするためにも私たちは努力していきたいと願っています」とスピーチした。


▲永田社中の太鼓演奏で威勢よく開幕


▲司会の瀬戸山久子さん(日本語)とスティーブ及川氏(英語)


▲創立50周年のスピーチをするゲーリー川口JCCC理事長

来賓の挨拶として山本栄二トロント総領事が祝辞を述べ、さらにゲーリー川口JCCC理事長がスピーチ。 川口理事長は、「会館内にある日系ヘリテージセンターが、このたび、会館に功績を残した建築設計家レイモンド森山氏のお名前を取って、もりやま日系ヘリテージセンターと改称します」と述べた。

来賓らの紹介のあと、「Toriichi」(鳥市)によるディナーが始まった。食事中、舞台正面の大スクリーンに懐かしい会館の歴史が映し出され、若きころの姿にほほ笑む人も多かった。


▲会場の小林ホールを埋めた出席者たち

また、エンターテイメントとしてスペンサー小川さん、中山あつ子さん、タック吉田さん、エリザベス藤田さんらトロントの人気シンガーの歌が披露され、ケイ藤原さん、中村ゆきさんらのプロデュースによるコミカルな人形ダンスが会場の笑いを誘った。


▲50周年を記念して発行された「JCCC YEARBOOK」

最後にドアプライズやラッフルチケットの当選発表があり、和気あいあいの雰囲気のうちに会は締めくくられた。帰りがけに出席者全員に50周年記念本「YEARBOOK」が配布された。この日の収益は「もりやま日系ヘリテージセンター」のサポートに充てられる。

(2013年11月14日号)



 



 
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