【書道カナダ】

日本書道公募展に過去最高の応募172点
第1回「伊達兼三郎記念賞」岸辺百合子さんら3人受賞


第6回日本書道公募展のカナダ関係の応募は、今年は172点と過去最高を記録した。作品展は、11月10日(日)から23日(土)までトロント日系文化会館(JCCC)ギャラリーで開催される。
その展覧会のオープニングおよび表彰式が初日の10日午後、JCCCギャラリーで行われた。


▲授賞式で挨拶をする書道カナダ主宰者、前田典子さん 

今回は、過去5回の日本書道公募展で、金賞、銀賞、銅賞、佳作を受賞し、今年3月に94歳で亡くなったマーカム市の伊達兼三郎(だて・けんざぶろう)さんの遺志により「伊達兼三郎メモリアルアワード」が新設され、岸辺百合子さん、ビバントマン・デービッド君(7歳)、レーブ・ハナさん(7歳)の3人に授与された。


▲第1回「伊達兼三郎メモリアルアワード」を受賞した(右から)岸辺百合子さん、ビバントマン・デービッド君、レーブ・ハナさん。後ろは前田典子さん


▲岸辺百合子さんの作品「摩訶般若波羅密多心経」


▲ビバントマン・デービッド君の作品「気」


▲レーブ・ハナさんの作品「花」

書道カナダの主宰者で書家の前田典子さんは、「カナダ全国からじつに多くの応募作品が集まって、うれしい限りです。今年も、個性あふれた優秀な作品が多く見られました。この公募展を通して、今後、ますますカナダでの書道の普及・発展のためにがんばっていく所存です」と語った。

伊達兼三郎メモリアルアワードの第一号受賞に輝いた岸辺百合子さんは「摩訶般若波羅密多心経」を出品。受賞の感想を次のように語った。
「前田典子先生は私と同じ大学の後輩ですが、書を学びたいと考えていた時にJCCCで彼女とお会いし、教わることになったのです。今年は亡き夫の十三回忌にあたり、般若心経の写経に挑戦しました。作品には漢字276文字が入っていますが、これらを一字一字きちんと書いて行くのは私にとって想像を絶する大変な作業でした。このたびの賞は前田先生や伊達兼三郎さんをはじめ皆様方のご指導の賜物と感謝しています」


▲無鑑査入賞者。(右から)堀部茅子(ほりべ・かやこ)さん、加藤由起さん、レビン・ロズリンさん、鳥塚有(とりづか・たもつ)さん

【上位入賞者】
・伊達兼三郎メモリアルアワード

岸辺百合子 (トロント)
ビバントマン・デービッド (オンタリオ州メープル)
レーブ・ハナ (ミシサウガ)

・無鑑査
堀部茅子
加藤由起
岸辺百合子
レビン・ロズリン
野口佐都子
鳥塚 有

■金賞
チェミー・ケイト
池田マリー
今村恭子
古保 功
津島直恵

■銀賞
有馬キャスリーン
ガスケル・ライア
永原リリー
シマード美紀子
湯口磨里子
藤井さくら

■銅賞
陳 錦英
市来由香子
今井聡樹
薮田由貴子
結城チエ子
高谷リク
臼池真理


▲作品の展覧会場(JCCCギャラリー)







【展覧会】第6回日本書道公募展(カナダ関係の全応募作品展示)は11月23日(土)まで毎日、トロント日系文化会館(JCCC)ギャラリーで開催されています。どうぞご自由にご来観ください。
www.jccc.on.ca

(2013年11月14日号)



 



 
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