【カナダ観光めぐり】

バンフの知られざる博物館
「バッファローネーションズ・ミュージアム」



〈 ご案内・渕上直美 〉


バンフには3つの博物館があります。
絵がたくさん飾られている「ホワイトミュージアム」。自然界の動物や鳥類などが展示してある「バンフパークミュージアム」。そして先住民(インディアン)の生活などを展示してある「バッファロー ネーションズ ・ラクストン ミュージアム」です。


▲バッファローネーションズ・ラクストン博物館の入り口

その中で地元の日本人が最も行かない?というか、行ったことがないという人が多いバッファロー ネーションズ・ラクストン ミュージアム (Buffalo Nations Luxton Museum)を紹介します。 なぜかヨーロッパ人には人気がありますがね。


▲ティーピー


▲動物のはく製


▲毛皮を材料に衣類などを作っている先住民家族の様子


▲先住民の農耕作業風景

今から約50年前に建てられたログハウスの館内はちょっと薄暗い雰囲気があります。
入り口では大きなティーピー (三角のテント小屋) 、そしてたくさんの動物のはく製が迎えてくれます。さまざまなカナダ先住民の生活様式、使われた手作りの道具や衣料品、装飾品などがいろいろ展示してあります。


▲HBC(ハドソンベイカンパニー)コーナー


▲当時使われていたHBC専用コイン

中でも人気があるのは、ご存じHBC(ハドソンベイカンパニー)コーナーです。
1770年代に始まった毛皮交易ビジネスから今やカナダで最も大きなデパートにまで成長したこの会社。2014年ソチ冬季オリンピックのカナダチーム用ユニフォームを今年作った会社です。
あの派手な色彩のジャケット、昔使われていた専用コインや鉄砲など興味深いものがたくさんあります。


▲ジャンピングバッファロー。野生バッファローをがけっぷちまで追いつめ、がけ下で転がってくるのを捕らえる狩猟

もうひとつは「ジャンピングバッファロー」です。
野生バッファローを深いがけっぷちまで追い詰め、がけ下で転がってくるバッファローを捕らえる狩猟方法です。この方法は5000年以上も前から行われていたとのことです。現在でも巨大な深い崖はカルガリーからバンフへ行く途中のハイウエーNo.1 から見ることができます。

アルバータ州には3種族のインディアンが今でも住んでいます。インディアンリザーブ(居住地)と呼ばれ、その区域内は税金ゼロだそうです。
彼らは今でもハーブで薬を作り(調合は秘密)、化学薬品はほとんど使わないというか飲まないそうです。そのお陰か、今でもガン発症率はかなり低いとのことです。

ヨーロッパ人がカナダへ上陸して以来,一変してしまった先住民の生活は、いろいろ考えさせられるものがあります。
タイムスリップしたつもりで一度訪れてみてはいかがでしょうか?
バンフのダウンタウンから歩いて5分ほどです。

【Buffalo Nations Luxton Museum】
1 Birch Ave., Banff AB T0L 0C0
Tel:403 - 762 - 2388

年中無休
入館料:大人$10、シニア$9、子供 (7歳−17歳) $4 、6歳以下無料
駐車場は3時間まで無料
http://www.buffalonationsmuseum.com/visit/

(2013年12月19日号)



 



 
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