コミュニティーニュース

佐々木フレッド氏が死去、95歳
元カナディアンタイヤ副社長、JCCC、モミジに貢献


カナディアンタイヤの元副社長、佐々木フレッド氏は、1月29日、入院先のトロント市内セントマイケル病院で死去した。95歳だった。
お通夜は2月2日(日)、告別式は2月3日(月)、スカーボロのパインヒルズセメトリーで執り行われた。


▲佐々木フレッド氏(2013年10月23日、モミジシニアセンターで撮影)

佐々木フレッド氏は、1918年、広島出身の親に連れられてバンクーバーへ渡航。生後わずか9カ月であった。1939年ブリティッシュコロンビア大学(UBC)商学部に入学するが、太平洋戦争ぼっ発。日系人であるがため、バンクーバーから追放されカルガリーに移動。住む所を転々としながら、1943年、トロントに移住した。


▲戦前バンクーバー時代の佐々木ファミリー。両親と妹6人とフレッドさん(左から3人目)


▲佐々木氏の署名入りのカナディアンタイヤ・クーポン券


▲トロント日系文化会館(JCCC)の「ノスタルジア・ナイト」にドクター・フレッド砂原(中央)と共に出席した佐々木フレッドさん(右) (「JCCC Yearbook」より)

戦後、カナディアンタイヤに就職、45年間勤務した。ここでビジネスの才覚を発揮、財務担当副社長まで上りつめる。顧客におなじみのカナディアンタイヤ・クーポン券は、1958 年に初発行してから1985年までの間、収入役(Treasurer)だった佐々木氏のサイン「Fred Sasaki」が署名されている。
佐々木氏は、日系コミュニティーにも目を向け、さまざまな慈善活動を行ってきた。
トロント日系文化会館(JCCC)の理事、特別顧問として長年活動するとともに、老人施設「モミジシニアセンター」の共同創始者として同シニアセンターの計画、建設、運営などに大きく携わった。


▲在りし日の佐々木夫妻。フレッド氏とナカ夫人

これらの功績に対して、昨年10 月には、在外公館長表彰で 山本栄二トロント総領事から総領事表彰状が贈られた。表彰式は佐々木氏が入居していたモミジシニアセンターで行われた。

(2014年2月6日号)


 



 
(c)e-Nikka all rights reserved