【ボールに情熱を】
車椅子女子バスケットボール世界大会
トロントで開催、日本チームは健闘


車椅子女子バスケットボール世界選手権大会(Women’s World Wheelchair Basketball Championship)が、6月20日、トロント市内 Mattamy Athletic Centre(メープルリーフガーデン=50 Carlton Street)で開幕した。大会は6月28日までほぼ毎日行われる。


▲開会式に勢揃いした12カ国の選手たち

参加国は、オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、英国、日本、メキシコ、オランダ、ペルー、アメリカ、カナダの12カ国。いずれも強豪ぞろいだ。


▲日本チーム

日本からは、一般社団法人・日本車椅子バスケットボール連盟の北島郷美(きたじま・さとみ)副会長をチームリーダーに12人の選手が出場した。選手は10代から30代の元気いっぱいの女性たちである。

開会式は20日(金)正午すぎに行われ、12カ国の選手団がそれぞれの国の国旗を先頭に入場、セレモニーに臨んだ。この大会はオリンピックと同様、4年に一度開かれるが、選手も応援客も熱気に包まれていた。
開会式では、カナダの元パラリンピック選手、リック・ハンソン氏が車椅子でスクリーンに登場、選手たちに激励の言葉を贈った。ハンソン氏は Rick Hanson Foundation(基金)の代表として身障者スポーツの促進・支援に力を入れている。


▲奮闘する日本(黒のユニフォーム)とカナダ(白のユニフォーム)


▲車椅子同士がぶつかる


▲リング目がけてフリースロー。日本の網本麻里選手(右端)


▲「ナイスシュート !」


▲観客席には日の丸を持って応援する人も・・・

初日の6月20日午後1時から、日本は初戦の相手カナダと対戦した。日加両国の選手は5人ずつ、コートを車椅子で自在に走り回る。車輪を手で操作しながら、ボールを追う。味方の選手にボールをパスするのも、敏しょうな手さばきで、リング目がけてシュートする動作の鮮やかなこと。
時々、バランスを崩して、車椅子がひっくり返る。選手はすかさず自力で立ち上がる。あるいは、係員が駆けつけて起き上がる手助けをする。見ていて、一瞬、ドキッとするが、立ち上がりのあまりの速さに感服させられる。

カナダ戦の結果は、第1ピリオド=カナダ25−日本12、第2ピリオド=42−30、第3ピリオド=61−41、第4ピリオド=83−53、とカナダの勝利に終わった。

大会はリーグ戦方式で毎日行われ(6月25日水曜日は休み)、最終日の6月28日(土)に優勝決定戦、表彰式を行って、閉幕する運びとなる。


▲日本車椅子バスケットボール連盟の北島郷美(きたじま・さとみ)副会長

カナダとの試合が終わったあと、北島郷美さんにコメントをいただいた。北島さんは、日本航空エンジン整備センター(千葉県・成田国際空港内)に勤務しているかたわら、車椅子バスケットボールの選手たちのために尽力している。
「日本チームは、過去5回にわたりこの大会に参加してきました。また、パラリンピック大会にも出場するなど国際試合の経験を積んでいます。今回トロントで、初日、カナダのチームプレーを見て素晴らしいと思いました。勉強させていただきました。トロントでは日本のおにぎりを選手たちに配り、『おにぎりパワー』で試合に臨んでいます。第一戦はカナダに負けましたが、やるべきことはやりました。これからの試合も、一戦一戦がんばっていきます」

日本車椅子バスケットボール連盟
http://www.jwbf.gr.jp

〈 取材・色本信夫 〉

(2014年6月26日号)



 
 


 
 
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