【搭乗記】

エアカナダ、トロント−羽田直行便が就航
羽田空港から都心・国内各都市へのアクセス便利に



▲トロント国際空港を出発する前のエアカナダ羽田直行便一番機(7月1日) 

7月1日に就航したエアカナダのトロント−羽田直行便に搭乗した。カナダの建国記念日「カナダデー」(7月1日)にトロントを出発したAC05羽田行き直行第一便は(日本時間)2日午後、羽田空港に到着した。羽田直行便のトロント出発はトロント午後1時00分、羽田到着は翌日の午後2時55分。
エアカナダは羽田空港に6つ目の国際線を運航する航空会社としてトロント−羽田直行便を就航したのである。


▲エアカナダ初の直行便を迎える羽田空港の地上職員(到着機内より撮影)

ほぼ満席の300名を超える乗客を乗せたボーイング777型機が羽田空港に到着すると、地上整備員は一列に整列し、エアカナダ初の羽田便の到着を出迎えた。搭乗ゲート前では、同便が引き返す形でトロントへ向けて出発する初便AC06を見送る記念式典が行われ、エアカナダのダンカン・ビューロー副社長による挨拶と関係者によるテープカットが行われた。この模様は、報道各社により7月2日夕方のTVニュースや新聞などで大々的に報じられた。

2014年春から国際線の発着が大幅に増便された羽田空港(東京国際空港)。開港は1931年(昭和6年)で、当時はたった一本の滑走路だけであったが、その後、拡張を続け、現在はAからDまで4つの滑走路を持つ。第一、第二、国際線の3つの旅客ターミナルに国内・国際線がひしめきあう巨大都市空港として存在感を増している。


▲七夕の飾り付けをした羽田空港国際線旅客ターミナルの「江戸小路」入り口

特に各旅客ターミナル内の施設の充実には目を見張るものがある。「江戸小路」と呼ばれる国際線旅客ターミナル一般エリア4階入り口は、日本の季節感あふれる展示により海外からの旅行者を出迎える「おもてなし」を演出。ちょうど七夕祭りのディスプレイが人々の目を引きつけていた。
江戸の街並みを模したフロアに数々の店舗や有名ラーメン店などのレストランがずらりと並び、空港を利用する旅行者のみならず、休日には家族連れやカップルなどがレジャーの一環として空港を訪れ、人気店に行列を作る姿が見られる。


▲羽田空港の国際線到着ロビーにある国内線乗り継ぎカウンター

羽田便の最大のメリットは、特に都心や国内各都市へのアクセスが便利であること。例えばトロントから羽田空港に到着し、さらに国内線への乗り継ぎの場合は、いったん荷物を受け取り税関を抜け、国内線ターミナルへ移動する方法が取られている。路線によっては、国際線到着ロビー正面右手にある国内線乗り継ぎカウンターで手続きを行える場合もあるようだ。

羽田空港での乗り継ぎ:
http://www.haneda-airport.jp/inter/dept/int_dms.html


▲出発ロビー階にあるモノレール改札

都心へのアクセスは、JR山手線/京浜東北線の浜松町駅と羽田空港を結ぶ東京モノレールは飛行機の到着階に改札口が設けられ、ゲートを出て直接ホームに接続されている。
モノレールは、空港快速を使うと国際線ビルと浜松町駅間は13分。京急線では羽田〜品川間は15分となっており、空港から都心へのアクセスは大幅に短縮されている。また、羽田空港国際線ターミナルには羽田〜成田間を結ぶ京浜急行が走っている。

電車とモノレール:
http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/access/train/route_map.html


▲羽田から関東全域に向かって出発するバス

さらに地上階には方面別に、エアポート・リムジンと京浜急行バスが関東全域を網羅する路線で発着。東京都内はもとより、行き先は宇都宮、川越、八王子、横浜、木更津など関東1都6県に広がっている。渋滞がなければ羽田〜箱崎間は約20分。バスは国際線ターミナルを出発し、第一・第二ターミナルを15分で回り高速道路で目的に向かうため、最短で35分ほどで都心に到着することができる。

バス路線:
http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/access/bus/according_to_direction.html


▲ごった返す宅配便カウンター

なお、京急線及びモノレールを使う場合は場所によっては駅構内での階段・エスカレーター利用となるため、大きなスーツケースを国際線到着階より宅配便で送るケースも増えている。受付カウンターは多くの利用客でごった返していた。


▲エアカナダ特設ウェブサイト

こうしてますます便利になる海外旅行に着目し、エアカナダでは羽田便就航を記念して特別ウェブサイトを作り、積極的な情報発信を行っている。
特設ウェブサイトでは、羽田−トロント往復航空券プレゼントをはじめ、トロントを経由して米ニューヨークや南米ペルーのリマへ向かうメリット、トロントを起点にナイアガラ、紅葉のローレンシャン、そして「赤毛のアン」のふるさとプリンスエドワード島などカナダ東部へのツアー情報、空港での乗り継ぎ情報などがまとめられている。

エアカナダ特設ウエブサイト:
http://www.aircanada.jp/haneda/index.html

なお、最新型の機体であるボーイング787(ドリームライナー)は、7月16日(水)から羽田便に就航し、従来からあるエコノミークラスとビジネスクラスに加えて、新しいサービス「プレミアム・エコノミー」クラスを設けるなど、さらにサービスの拡充に努めている。

ボーイング787:
https://787.aircanada.com/jp/

【取材/撮影:平田誠】

(2014年7月10日号)



 
 


 
 
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