隣組クリスマス・チャリティーコンサート
前田ファミリー、R・バックレイ氏、日系合唱四団体などが出演


クリスマスシーズン幕開けとなる恒例・隣組主催の「クリスマス・チャリティーコンサート」が11月30日、バンクーバー市内のセントマタイアス & セントルーク聖公会教会で開催された。
今年で9回目を迎えるこのコンサートは日系クリスマスイベントとしても定着し、クリスマスシーズンの楽しみの一つともなっている。


▲(左から)挨拶をする岡田誠司バンクーバー総領事、司会のアダム・ストークスさんと高橋ゆかりさん

デービッド・イワアサ隣組事務局長、岡田誠司総領事の挨拶に続き、コンサート開演。
プログラムは、前半はバンクーバー地域で活躍している前田ファミリーのバラエティーショー、そして後半はバンクーバーの日系合唱団員及び一般からも参加しての合唱が披露された。


▲前田ファミリー。(左から)門太さん、卓哉さん、金太さん、多枝さん

前田ファミリーはトランペット奏者の前田卓哉さん、地域の吹奏楽団などの指揮者としても活躍。多枝夫人の専門はピアノであるが、シンセサイザーでの演奏も素晴らしい。卓哉さんの率いる楽団ではパーカッションも担当。そのほかに教会のオルガン奏者、児童合唱団指導、歌ソロサロン、歌声喫茶の主宰者として長年かかわっている。長男の門太さんはユーフォニューム演奏、次男金太さんはトロンボーン・ドラム担当。


▲クラリネット奏者のロバート・バックレイ氏

そして、ゲストとして友人のロバート・バックレイ氏がクラリネットを担当した。ロバートさんは映画音楽、コマーシャル音楽作曲や編曲、そして2010年バンクーバー冬季オリンピックのVSO(バンクーバー交響楽団)が演奏した作品や国歌のオーケストラのアレンジを手がけた人でもある。

演奏曲目は「Rudolph The Red-Nosed Reindeer Jazzy Holidays Have Yourself A Merry Little Christmas」など8曲、それにアンコール曲を軽快なリズムに乗せて、日英混合司会も楽しく、思わずダンスしたくなるような楽しい演奏であった。
後半はアレクサンダー恵子さんのピアノソロでモーツァルトの「キラキラ星バリエーション」、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)声楽科大学院生のステファニー・ナカガワさんのソプラノソロでプッチーニ「オー・ミオ・バビーノ・カロ」を美しい音色で歌い上げた。


▲バンクーバー四団体合唱団および日系ボランティアの皆さん(Photo by Tonarigumi)

そして、日系合唱四団体(さくらシンガーズ、カトレアコーラス、ザ・ウィンズ、NAVコーラス)とボランティアによる合唱は、さくらシンガーズ指揮者鈴木ルースさんの指揮、アレクサンダー恵子さんのピアノ伴奏で「オー・ホリー・ナイト」「クリスマスキャロル・メドレー」「花は咲く」などの合唱が披露され、最後に「ハレルヤ・コーラス」が会場いっぱいに響きわたった。「ブラボー!」の声が会場のあちらこちらから聞こえていた。

今回、隣組クリスマスコンサート第一回目からこのコンサートに出演、サポートを行ってきたアレクサンダー恵子さんが、ご主人の転勤(シカゴ・シンフォニーオーケストラのプレジデントとして)に伴い、今回が最後のコンサートとなり、隣組事務局長のデービッド・イワアサ氏から感謝の意を込めて花束贈呈が行われた。隣組のジョージ・クマガイ理事長のお礼の言葉で幕を閉じた。

コンサートの後はレセプション、そしてラッフルチケットの抽選があり、大いににぎわっていた。今年の賞品は約150点と、今までにましてのドネーションがあったという。

今年も昨年に続き、隣組シニアのためのミニバン購入の募金を兼ねてのコンサートとなり、多くのドネーションがあって、収益は昨年の5,000ドルを上回る6,000ドル以上となったが、ミニバン購入のためには、まだこの3倍ほどの予算が必要である。
関係者は「募金は引き続き行われていますので、募金に協力いただける方は下記まで連絡をお願いします」と呼びかけている。

【隣組】
電話:604-687-2172
Website:www.tonarigumi.ca
E-mail:info@tonarigumi.ca

〈 リポート・妹尾 翠 〉

(2014年12月18日号)


 



 
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