【伝統行事再現】

好天に恵まれ大勢の人で熱気あふれる
「お正月会」で日本の良さ味わう



▲特設神社の前で、中山泰則トロント総領事と千鶴子夫人

1月25日(日)、トロント日系文化会館(JCCC)で恒例の「お正月会」がトロント新移住者協会(NJCA)&JCCC共催で開催された。好天に恵まれて大勢の入場者たちでにぎわった。年々、子供の参加が増えているが、今年も日本のお正月行事を楽しむ子供たちの姿が目立った。
まず、小林ホールで桜舞グループのよさこいダンスで景気よく開幕。開会式では、原あんずNJCA会長、中山泰則トロント総領事、ゲーリー川口JCCC理事長がそれぞれ「お正月会」に思いを寄せた挨拶の言葉を述べた。
開会式のあと、お正月に付きものの「お屠蘇(とそ)」について川辺ハリーさんが解説し、飲み方のデモンストレーションが行われた。


▲ぺったんこ。「もちつき、楽しいな」

子供たちお待ちかね、恒例の餅つきでは、ゲストや一般の中から子供たちも参加して元気よく杵(きね)を振り上げて餅をついた。つきたての餅は、あん入りにして小さく丸め、会場で配られ、皆おいしそうに味わっていた。


▲威勢のいい女神輿


▲獅子舞の獅子に「今年もいいことがありますように!」

さらにお正月会の目玉のひとつ、元気いっぱい「女神輿(おんなみこし)」と、お正月に欠かせない「獅子舞」が館内を練り歩いた。獅子舞はステージで舞ったあと会場を巡り、子供たちをビックリさせたり、笑わせたりと大人気。


▲桜舞グループのよさこいダンス


▲着物ファッションショー


▲息の合った振り付け、ピンクレディーの「UFO」


▲珍しい楽器シター(左)とディジェリデューの演奏

演芸の部では元気な「桜舞」グループによるよさこいダンスで始まり、今年新企画の「着物ファッションショー」が行われた。それぞれ用途に応じた日本の伝統的着物姿に観客はうっとり。続いて舞踊「花笠音頭」(さくら会)、歌「ピンクレディーよりUFO」、日本舞踊(藤間泰)、楽器(シターとディジェリデュー)、ウクレレ演奏、津軽三味線などの演奏が披露された。


▲JCCCオハナフラ・グループの華やかなフラダンス


▲シンガーソングライターのミレイ・クルー(Miray Klugh)さん、「リスキー・ビジネス」を熱唱

さらに民謡(うらら民謡会)、フラダンス(JCCCオハナフラ)の華やかな踊りで会場がぱっと明るくなり、フィナーレは日系シングソングライター、ミレイ・クルーさんの歌「リスキー・ビジネス」で演芸の部をしめくくった。


▲書き初めコーナーでは今年のエト「ひつじ」。上手に書けました!


▲「エモトピースプロジェクト」コーナー

商工会コートでは書き初めや羽子板など各種ゲームが行われた。教育文化関連ブースでは平和活動家でサイエンティストであった故江本勝の「エモトピースプロジェクト カナダ」が来場者の目をひいた。


▲特設神社の前の通りにはいろいろなお店が並ぶ

そのほか館内で指圧、絵手紙コーナー、お茶のお点前などが催された。多くの食べ物をはじめ、さまざまな品物を販売する出店ブースも人気を集めていた。
今年も多くのボランティアの人たちに支えられ、数多くのプログラムが着々とほぼ予定通りに進められて、入場者たちは大いに楽しんだ1日であった。

プログラムの最後まで千鶴子夫人と共に楽しんだ中山泰則総領事は、初めて見たトロントの「お正月会」の感想を次のように語った。
「最近ではだんだん見られなくなってきた獅子舞、もちつき、羽根つき、書き初めなど、日本の伝統がここトロントで息づいているのを見て、大変うれしい思いです。参加者は日系人だけではなく、カナダ人も多く、1,000人近い数だったということですが、その活力の素晴らしさに感動しました」

(2015年1月29日号)



 



 
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