満開の桜の下で「お花見会」
バンクーバー総領事公邸でシニアたち桜を楽しむ


今年のバンクーバーは例年に比べ1カ月ほど早く桜の季節が訪れ、3月上旬から中旬にかけて、町中、美しい桜の花が咲きみだれていた。
今年も在バンクーバー日本国総領事公邸で、隣組シニアと日系プレース・シニアを対象としたお花見の会が2回に分けて開催された。(取材は3月17日・隣組招待日)


▲満開最高潮! 樹齢100年を超えた公邸の桜


▲前庭の桜も素晴らしい。夜は照明によって敷地の外からも夜桜を楽しめる

「さくらの木が公邸の敷地内に20本もあって毎年見事な花を楽しめるのに、自分たちだけで見ているのはもったいない思いですが、公邸を一般公開することはできませんので、このような形でシニアの方たちにお花見を楽しんでいただきました」という岡田誠司総領事の好意により開催されているお花見である。


▲満開の桜をバックに記念撮影をする隣組シニアのみなさん。前列中央は岡田誠司バンクーバー総領事と寧子夫人

当日は庭園の中の一番大きな桜の木のそばでお花見、桜の木の由来などについて岡田誠司総領事が説明、記念撮影などが行われた。
岡田総領事は「この大きな桜の木は樹齢100年を超えています。公邸の建物は1913年に建てられ、1926年に日本政府が購入しましたが、その時にはすでにここに植えられていました。しかしこの公邸も大戦のあおりを受け、1948年にカナダ政府により売却されてしまったのです。戦後1958年に再び売りに出された時に日本政府が購入し、現在に至っています」と公邸の歴史にも触れた説明を・・・。


▲お花見のあとは公邸内広間で。日本酒と心のこもったお花見弁当をいただき楽しいひととき

さて、お花見弁当タイムであるが、外気はシニアの方たちには寒すぎるということで、公邸内広間に移り、美味しいお酒と心のこもった和食お花見弁当を味わうなど、心行くまで楽しんでいた。
「こんな素晴らしいおもてなしをしていただいて、長生きした甲斐がありました。近くに住んでいるので公邸の前は散歩道だったのですが、93 歳にして初めて公邸の中を見ることができ、そして素晴らしいご馳走までいただいて本当にありがたいことです」など、感謝の言葉も多く聞かれた。
参加したシニアの方たちにとって素晴らしい思い出となった企画であった。

〈リポート・妹尾 翠〉

(2015年3月26日号)


 



 
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