【健康食品】

バンクーバーのCHFA West トレードショー
ジャパン・アルジェ社出品「スピルリナ」が話題呼ぶ


今年も Canadian Health Food Association West(CHFA West)のトレードショーがバンクーバー・コンベンションセンター・ウエストで、4月11日、12日の2日間、大々的に開催された。
世界的に健康食品嗜好(しこう)が広まっていることから、今回も800社近くの関連企業が世界各地から集まり、展示場も例年に比べかなり拡張されたという。

毎回、日本からも健康食品関連の企業が参加しているが、日本の食品、特に健康食品に関しては、2011年3月の東日本大震災における放射能の問題が想像以上に人々に不安を与えているようであった。
このような傾向は日本経済への影響も否定できない状態であるし、深刻な問題でもある。


▲CHFA West トレードショーにて「ジャパン・アルジェ」の展示ブース

CHFA のトレードショーにはカナダの会社「Ecotrend」も自社が扱っている商品の関連ブースを毎年出している。この会社は世界中から情報を集め、優良商品を探して扱っている会社であるが、そこのブースに日本の企業「ジャパン・アルジェ株式会社」(Japan Algae)も出展していた。

「ジャパン・アルジェ」では、スピルリナ製品の展示を行ったが、大半の人々から、やはり放射能に関する質問があったという。
しかし、日本には放射能の影響を受けない良質な素材もたくさんある。
Ecotrend 社が、なぜ、ジャパン・アルジェのスピルリナを選んだかというと、海洋深層水100%を使用し培養した特別なスピルリナだからだという。

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まず、「スピルリナ」について説明しよう。
スピルリナ(Spirulina)は30億年以上も前から地球に存在している螺旋(らせん)状の藻(藍藻類)で、アフリカや中南米などの高アルカリの塩水湖に繁殖し、古くから食用にされていた。近年、栄養価や効果が注目されるようになり、製品化されるようになった。

栄養素として、タンパク質、糖質、脂肪酸、ビタミンをはじめ、日常の食生活で不足しがちなカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などミネラルも含み消化吸収も良いため、これらの成分が体にスムーズに吸収されるという。

食生活の偏りがちな現代人の栄養補助食品としても便利だし、理想的な栄養食品ということでNASAでは宇宙食としての開発も進められている。


▲スピルリナの顕微鏡写真

スピルリナには人体に必要とされる栄養素がすべて含まれていて、摂取することで足りない栄養素を補給し、栄養バランスが整えられるから健康の土台もしっかりと作られるという。

* 5大栄養素がすべてバランスよく含まれている
*消化吸収が良い。 2時間で95%の消化率
* アルカリ性食品
*アミノ酸18種類を含む植物性タンパク質が約70%含まれている
* ビタミン、ミネラルの宝庫
*不飽和脂肪酸であるγリノレン酸、リノール酸が含まれている
* ベータカロテンが人参の10倍、ほうれん草の60倍含まれている
*葉緑素(クロロフィル)が豊富
*食事からは摂りにくいビタミンB12が豊富
* 鉄分が豊富

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では、なぜ海洋深層水が良いのか。
海洋深層部には太陽光が届かないため、植物プランクトンが生存することが出来ない。そのため、プランクトンによって栄養素が消費されないので、深層水は栄養分に富み、清浄性も通常の飲料水に比べ圧倒的に優れているという。特にミネラル分が豊富で、マグネシウム・カルシウム(硬度)が通常の飲料水の100倍も含まれている。また、生物の成長を通常の4〜5倍にすることも深層水の研究で報告されている。

ジャパン・アルジェ社では、沖縄・久米島の海洋深層水を使ってスピルリナを培養し、スピルリナを回収した後は毎回新しい深層水に入れ替えている。それはスピルリナが深層水の栄養分をすべて吸収するので、栄養分がなくなってしまうからである。久米島海洋深層水で培養したスピルリナは藻体の大きさが通常の3〜5倍にもなるし、特にミネラル分が多いという。

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スピルリナの効用は?
ベータカロテン、ビタミンB12は青汁の10倍以上、食物繊維・γ-リノレン酸・リノール酸で血液サラサラ、腸内スッキリ。
鉄分や、クロロフィル(葉緑素)もたっぷり含んでいるので、貧血にも効果がある。
妊婦や子ども、そしてペットにも安全で消化吸収が良いアルカリ性食品である。
免疫気力アップ、便秘改善、アレルギー抑制、貧血改善、血糖値改善、偏頭痛や肩こりを和らげる、ロシアの放射線医療研究所は、スピルリナが、体内のセシウムを排泄する効果があると報告しており、さらに、ヨウ素をふんだんに含んでいるスピルリナは、副作用のないヨウ素剤としても活用できる。
放射能物質に関しても1986年に発生したチェルノブイリ原発事故で、後遺症に侵された子供たちに与えた結果、83%の子供たちに対して放射能濃度が減少したとの報告もある。

スピルリナやその他の藻草が、なぜ放射線障害を軽減するかについては、高濃度のメタロチオネインを含有するからと考えられている。メタロチオネインは、システインを豊富に含む低分子タンパクの一種で、重金属と結合することで便や尿中に排泄する効果が認められており、放射性物質も結合して除去してくれると考えられている。 重金属や抗がん剤・抗生物質・鎮痛剤などの薬物によって引き起こされる腎臓障害に対しても有効であるとも報告されている。

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今回、CHFAトレード・ショーに日本から参加したジャパン・アルジェの岩井圭子さんにお話を伺った。

「放射能の問題は、ほぼ毎回ブースにいらっしゃるお客様に聞かれる質問です。
弊社の培養工場は沖縄県久米島にあり、福島から1800キロ以上も遠く離れた所であることをまず説明します。
さらに海流の流れを説明し、福島近辺からの汚染水が南に流れてくることはないので汚染の可能性がないこと、併せて定期的にそれを証明するために製品の放射能検査(分析)を第三者機関で行っていますので、そのデータを見せて説明しています。
ブースにいらっしゃるほとんどのお店は弊社製品を既に取り扱っていると感じました。
スピルリナ配合の青汁の試飲では、非常に飲みやすく、フレッシュでさわやかな味だと好評でした。
弊社はスピルリナ専門に製造、販売をしています、今年で35年目になるスピルリナ専門メーカーで、日本ではスピルリナ・セールスNo.1であることをお客様にもアピールしています。
ふだん不足しがちな栄養補給、病気の予防に非常に優れた食品です。あれもこれもサプリメントを飲むならスピルリナこれ1本で全部カバーできます」と説明してくれた。

■ジャパン・アルジェ株式会社のホームページ
www.sp100.co.jp

〈 リポート・妹尾 翠 〉

(2015年5月7日号)



 
 


 
 
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