【靴博物館】

「Bata シューミュージアム」開館20周年
祝賀記念イベント、盛大に行われる


1995年にオープンしたトロントの靴博物館「Bata Shoe Museum 」(バータ・シューミュージアム)は、5月9日(土)、10日(日)の週末、「開館20周年記念祝賀イベント」を開催、一般の人を無料招待した。会場は大勢の来観者でにぎわった。
9日には、正午12時からオフィシャルセレモニーが行われ、ソンジャ・バータ館長、博物館を設計した建築家・レイモンド森山氏、ジョン・トリー・トロント市長、オンタリオ州政府代表らがメッセージを述べた。


▲開館20周年を祝うバータ靴博物館前のお祭り風景(5月9日)

世界的にその名が知られる靴製造・販売会社「Bata」の経営者、ソンジャ・バータさんは、1940年代から靴のコレクションを始め、夫のトーマス・バータ氏と世界各国のさまざまな民族が履く伝統的な靴を収集してきた。
1979年にバータ・ファミリーはそれまでに収集したたくさんの靴を展示する博物館を建設するための基金を設立。1995年5月6日、現在地のトロント市内ブローア×セントジョージ角に「Bata Shoe Museum」をオープンした。


▲スピーチをするソンジャ・バータさん


▲Bata Shoe Museum の設計に携わった建築設計家・レイモンド森山氏

この博物館の設計・建設に携わったのが、日系二世のレイモンド森山氏であった。森山氏の設計は、建物の内外ともに大変ユニークでマスコミでも盛んに取り上げられた。
森山氏は本紙に「この博物館の建物は、単に靴の展示をするのみではなく、バータ夫妻の素晴らしいビジョンを広く公衆に示すという意義あるものである」と 語った。

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バータ靴博物館は、展示場が3階と地下1階に分かれている。3階は中世ヨーロッパの王族・貴族・庶民が履いていた靴、2階は先住民・インディアンなどが着用していた革製の靴やサンダルなど、1階と地階は主に1900年代の有名人が履いていた靴などが展示されている。
ビクトリア英女王、エルトン・ジョン、エルビス・プレスリー、ジョン・レノン、マリリン・モンロー、トルドー・カナダ首相の靴や、片足のランナー、テリー・フォックスのランニングシューズなど興味深い。


▲ヨーロッパで貴族の女性が履いていたブーツ


▲17世紀末ごろのバロック/ロココ調の靴。刺しゅう、ゴールドのふち取りがなされている 


▲14〜15世紀ヨーロッパで流行したゴシック風の靴。つま先が鳥のくちばしのようにとがっていてファッショナブルだった


▲靴職人が使っていた道具類


▲北米の先住民の靴


▲素朴な装飾。先住民の履物


▲日本の神道の神官たちが平安時代に履いていた木製うるし塗りの靴


▲1900年代の靴展示場


▲セクシー女優、マリリン・モンローが愛用した赤いハイヒール


▲フランスのナポレオン皇帝が1821年、セントヘレナ島に島流しになった当時、履いていた靴下

毎日オープン。
入館料は、大人$14、シニア$12、学生(要ID)$8、子供(5歳−17歳)$5、4歳以下のこども無料。家族パッケージ(大人1人+子供4人まで)$24、家族パッケージ(大人2人+子供4人まで)$35

BATA Shoe Museum
327 Bloor Street West, Toronto
(地下鉄セントジョージ駅下車)
Tel : 416-979-7799

(2015年5月14日号)



 
 


 
 
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