松井一實広島市長、モントリオール市来訪
名誉市民称号授与、植物園日本館「平和の鐘」訪問、
ケベック州議会「被爆関連動議」の採択、など大きな成果


6月9日から12日までの間,松井一實(まつい・かずみ)広島市長は,コデール・モントリオール市長からの招待を受け,米州国際経済フォーラム主催「モントリオール会議」の枠内で開催された「レジリエント・シティ(Resilient City))会議及びモントリオール市主催「リビング・トゥゲザー・サミット(Living Together Summit)」出席のため,モントリオール市を訪問しました。


▲松井一實(まつい・かずみ)広島市長。リビング・トゥゲザー・サミットにてモントリオール宣言採択(c)Caroline Hayeur

1 モントリオール会議出席(10日)
松井市長は,コデール市長やメユール(Mayeur)ブリュッセル市長らとともに,「モントリオール会議」の”Resilient City”に関するセッションに出席し,広島市が被爆からいかにして復興し,また発展を実現したかという経験を紹介し,世界にひとつの「回復力のある都市」の形を示しました。
また,復興に際して,米国をはじめ世界からの支援を受けたからこそ,平和首長会議のリーダーとして,世界平和のために活動していると市長が述べた際には,聴衆も感動を覚えた様子でした。

2 モントリオール市内視察(10日)
松井市長は,広島市から姉妹都市提携の記念品として寄贈された「平和の鐘」のあるモントリオール市立植物園日本庭園・日本館を訪問したほか,オリンピック・スタジアムを視察しました。日本庭園では,毎年,8月5日(日本時間8月6日)に,モントリオール市主催の平和記念式典が行われています。
本年は被爆70周年にあたることから,コデール市長のイニシアティブで,オリンピック・スタジアムにて行われるモントリオール交響楽団(OSM)の市民向けコンサートとも協力し,一層盛大な平和記念式典が実施される予定です。

3 広島=モントリオール市長会談及び松井市長への名誉市民称号授与(10日)
松井市長は,コデール市長との会談に臨み,今後の両都市間の協力関係について話し合いました。その際,コデール市長から,日本人として初めてとなる,モントリオール市の名誉市民としての称号が授与されました。同授与式において,コデール市長は,「(コデール市長が広島市を訪問して特別名誉市民となった)昨年8月以来,松井市長の下で私は広島市民であり,本日から,松井市長は私の下でモントリオール市民である」と述べ,両市間の友好関係を確認しました。

4 ケベック州議会による被爆70周年動議採択(10日)
ケベック州議会においても,広島及び長崎の被爆70周年にあたり,原子爆弾投下という「世界史に刻まれた悲劇的な出来事を想起する」と共に,日本とケベック州との間の友好関係を一層豊かにしたいとする旨の州議会の動議が採択されました。

5 リビング・トゥゲザー・サミット参加(11日)
松井市長は,北米・南米・欧州・アフリカから集まった22の市長とともに,モントリオール市主催「リビング・トゥゲザー・サミット」に参加しました。
同会議においては,都市における「共生(Living Together)」をテーマとした議論が行われ,成果文書として,「市長による共生に関する国際的観察機関(Mayors' International Observatory on Living Together)」の創設などを含む「モントリオール宣言」への署名・採択が行われました。
次回は2017年,モロッコ・カサブランカ市にて開催の予定です。

このように,今回の松井市長によるモントリオール訪問は,多様な成果を上げました。特にモントリオール市からの名誉市民称号授与及びケベック州議会による被爆関連動議の採択は,日本に対する深い友情が示されたものであり,松井市長にとっても印象深い初訪問であったと思われます。

〈文責:在モントリオール日本国総領事館〉

(2015年6月25日号)

 



 
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