JCCCノスタルジア・ナイト
新移住者協会に「ヘリテージ・パイオニア賞」


毎年恒例の「ノスタルジア・ナイト」が、7月4日(土)午後3時からトロント日系文化会館(JCCC)で開催された。このイベントは、これまで日系二世や三世を中心に開かれてきたが、今年は、創立約40年を迎えるトロント新移住者協会(NJCA)と加盟団体の足跡をしのび、その功績をたたえる意義深いものとなった。
新移住者協会は今年の春から日系文化会館の傘下に入り、NJCCとして活動を継続している。

ノスタルジア・ナイトは、新移住者の二世、橋本昌幸さんの司会により進行。JCCCのジェームス・ヘロン館長が挨拶し、「新移住者協会は、これからは日系文化会館のお客様ではなく、同じ家族として歩んでいきましょう」と述べた。

長年にわたりNJCAのために貢献してきた三枝与一さんは、創立当初の思い出ばなしを披露。日系三世の女性、エリザベス・フジタ・クワンさんと三枝さんがこれからの日系社会のあり方などについて舞台の上で対談した。
カナダでの生活を終えて日本に帰国した原あんず前NJCA会長のメッセージを、菊池幸工(きくち・こうこう)さんが読み上げた。


▲トロント新移住者協会の初代会長、内藤豊徳さん


▲対談する新移住者の三枝与一さん(左)と日系三世のエリザベス・フジタ・クワンさん(右)。中央は通訳を務める菊池幸工さん


▲NJCA会長経験者。(左から)三枝与一さん、安村理さん、菊池幸工さん、中山あつ子さん

新移住者協会の初代会長を務めた内藤豊徳さんをはじめ、この日出席した元会長の三枝与一、安村理(やすむら・おさむ)、菊池幸工、中山あつ子の各氏が舞台にあがって、それぞれコメントを述べた。

NJCC側では、「JCCCの仲間として活動できるようになったことを大変喜んでいます。重要なことは、移住者とか日系人とかではなく、相互に会話をもっと交わすように努力し理解し合うこと、この努力が大切です」としている。
ゲーリー川口JCCC理事長は、「将来、新移住者の二世の中から理事長が出て来ることを期待している」と話していた。

NJCCは、「ヘリテージ・パイオニア・アワード」を受賞した。

そのあと、ディナーをいただき、懇親のひとときを持った。

今回のイベントの出席者について、「日系の二世、三世と比べて新移住者の数が少なかった。もっと多くの新移住者が積極的に参加すべきだった」という声や、「会場で新移住者と二世・三世との交流が十分ではなかった」といった意見があった。

(2015年7月9日号)


 



 
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