JETプログラム参加者の壮行会
バンクーバー総領事館が開催


今年もJETプログラム参加者(在バンクーバー日本国総領事館管轄地区)の歓送会が7月31日、同総領事館公邸で開催された。

JETプログラムは「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme) の略称で、外国語教育の充実を図るとともに、地域レベルでの国際交流を推進することを目的としており、日本政府は毎年世界各国から大学を卒業した青年を外国語指導助手(ALT)として日本の中学、高校へ、また、国際交流員(CIR)として地方公共団体の国際交流担当部局へ派遣している。

今年、バンクーバー総領事館管轄地区からの参加者は54名、カナダ全国からは202名の青年たちが日本へ向かう。
この日は公邸で説明会が行われ、その後、庭園でのレセプションが開かれた。
岡田誠司バンクーバー総領事は挨拶の中で、「日本でも英語教育は中学高校で行われていますが、英会話となると、話せる人はほんのわずかですし、正確な発音でというと、もっと少ない人数になります。本物の英語を耳から学ぶことは大事なことですから、生きた英語を日本人が学べる機会となるJETプログラムの役割は非常に大切なものです」と述べた。


▲流ちょうな日本語で敬語も使いこなすミッシェル・リュングさん。京都府亀山市に赴任する

JET参加者の一人、ミッシェル・リュングさんは、9年前にアジアからカナダに移住。慶応大学に6カ月ほど在籍したというが、本格的にはブリティッシュコロンビア大学(UBC)で日本語を学び、話し方も流ちょうで敬語の使い方も素晴らしい。「日本では国際交流に重点を置き、異文化とのふれあいの場を作り、お互いの理解を深めて生きたい」と話してくれた。


▲沖縄の渡名喜村(となきそん)に赴任するイスラム教徒のオマール・アブダル・ファターさん

オマールさんは沖縄の渡名喜村(となきそん)という島に1年滞在する予定。
人口が400人くらいの村で、周囲が12.5キロメートルという小さい島である。「1クラス2〜4人と聞いています。宗教の関係(イスラム教)で習慣も違うし、肉も食べられないのでどうなるのか。魚類は食べられますからちょっと安心ですが・・・。東京のように大都会でしたらチョイスもたくさんあるので、やりやすいと思いますが、こういう小さいところで日本語もあまり出来ないので心配です」と話してくれた。


▲歓談のひととき(公邸の庭園にて)

各スピーチ、JETプログラム同窓会(JETAA)会長マイクさんの乾杯の音頭に続き、食事をしながらの歓談のひとときを過ごした。
一行は8月1日、日本に向かって出発した。

〈リポート・妹尾 翠〉

(2015年8月6日号)


 



 
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