【クラブ訪問】

話題のクラブ、「元気かい」って?
手巻き寿司パーティーに参加してみました


〈リポート・いろもとのりこ〉

最近、いろいろなところで「元気かい」のことを耳にする。何でも「元気ですか?」という意味で、あえて「会」ではなく、「かい?」としたそうだ。その答えが「ええ、元気です」と返ってくることを願ってのことだとか。


▲「元気かい 手巻き寿司パーティー」会場風景

9月6日(日曜)のランチタイムにトロント日系文化会館(JCCC)の「ヒロコ・バラルルーム」で開かれた「手巻き寿司パーティー」に参加してみた。この日は約30名の参加があり、準備担当者たちは大わらわ。
イメージしていたシニアばかりの静かな社交クラブというより、文字どおり元気いっぱいの中高年から30歳代の若い人たちも参加していて活気にあふれていた。

「元気かい」は、年齢制限なし、制約や決まりもなく、誰でも自由に参加できることがだんだん会員の輪を広げていったようだ。現在のメンバーは55名ほど。


▲発案者の内藤豊徳さん

「元気かい」の発案者は内藤豊徳(ないとう・とよのり)さん。「もともとは同世代の日本から来た者同士の男性5〜6人で『元気で長生き』をモットーに定期的に食事会を持ったのが始まりです。男ばかりじゃつまらない、ということで数年前から女性たちにも声をかけて参加してもらうようになりました」と語る。

内藤さんはトロント新移住者協会(NJCA=今年春からJCCCに組み込まれてNJCC)の初代会長、またトロントの企業家グループ「新企会」の創設者のひとりで初代会長を務めた経歴の持ち主である。

これまではレストランでの「食事会」が主な活動だったが、今回は「ふだんの生活に役立つヒントになれば・・・」という主旨もあって、「手巻き寿司パーティー」になったそうだ。具の材料を買い揃えたり、すし飯、みそ汁、デザートまですべて有志が準備した。

▲手巻き寿司の具(魚類) ▲上手に巻かれておいしそう



▲手巻き寿司の具(青物類)

手巻き寿司の具をざっと挙げると、魚類(マグロ、ハマチ、タイ、しめサバ、サーモン、エビ、甘エビ、うなぎ、イカ、イクラ、とびこ)、青物(アボカド、ほうれん草、山芋、カイワレ、大根、にんじん、しいたけ、プチトマトなど)。これに練り物(さつまあげ、カニカマ)、卵焼き、ツナマヨ、納豆など、じつにバラエティーに富んでいる。材料は食べきれないほど豊富に用意された。これで参加費20ドル(別にルームの使用料1人3ドル)。


▲動画を見せながら「手巻き寿司」作り方のコツを説明する高田ジョンさん

テーブルに並べられた盛りだくさんの具を好みで手で巻いて食べながら会話も進む。その間、会の進行役の高田ジョンさんが動画を見せながら、手巻き寿司の作り方のコツなるものを説明する。
「具は今日揃えたもの以外に、若い人にはチーズやハム、唐揚げなんかも好まれます。要するに何でもいいんですよ。手巻き寿司は材料さえ揃えれば、割合かんたんで、パーティーにはもってこいです」


▲当日参加者の最高齢女性、船坂まりさん(92歳、左)と友人の岩崎昌子さん


▲男性最高齢参加者の斉藤進さん(87歳)。移住歴60年近くの斉藤さんは飛行機のデザインを開発する仕事に携わっていた


▲若い人たちの参加も。レイノルズ洋子さん(左)と呉美紀さん

会場では、健康談義やカナダへ移住してきた理由、体験談などに花が咲く。中には「引きこもりがちだった生活に変化をもたらしたのが『元気かい』です。おかげで交流の輪が広がりました」という人も・・・。また、若い人にとっては人生の先輩から貴重な経験談を聞くことができる良い機会でもある。

「これからも役に立つ身近な情報や多種多様の内容を織り込んで食事会を開いて行きたいと思います」という内藤さんの言葉でパーティーはお開きになった。二次会は同ルームでカラオケ愛好家による「元気かい カラオケ」が行われた。

気楽に参加できる「元気かい」は月1回の割合で開催されている。興味のある方は下記へ連絡を。

内藤 E-Mail:max_naito@hotmail.com Tel:647-784-2420
高田 E-Mail:john_takata@hotmaiL.com Tel:647-655-4863

(2015年9月10日号)



 



 
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