ヨーク大学日本語主任の太田徳夫氏
日本語教育に貢献した功績で外務大臣表彰


 外務省は、ヨーク大学日本語主任の太田徳夫(おおた・のりお)氏(70歳)に対して外務大臣表彰を授与することを決め、その表彰式が、9月18日、トロント総領事公邸で行われた。


▲外務大臣表彰を受賞した太田徳夫氏


▲表彰状を手に、太田徳夫氏とフランシス夫人(左側)。右側は中山泰則トロント総領事と千鶴子夫人(9月18日、総領事公邸にて)

 太田氏はヨーク大学で長年にわたり日本語教育に携わってきた。言葉に感情を含めて話し、相互のコミュニケーションに重点を置いた独特の言語教授法で学生たちを指導。太田氏自身、「日本語を教えることの喜びを知った」と述べている。
 太田氏は、また、ヨーク大学と日本の大学との交換学生の促進に寄与。明治、独協、慶応、早稲田の各大学と学生の交換プロジェクトを企画し、日加両国の学生たちの学術的、かつ個人的な絆(きずな)を強めることで貢献した。
 さらに、太田氏は20年間にわたりオンタリオ州日本語弁論大会に関わり、日本語を学ぶ学生たちの学力向上に尽力した。
 太田氏は、キューバのハバナ大学の招聘(しょうへい)教授として、キューバでの日本語教育にも力を注いでいる。

 公邸での表彰式で中山泰則トロント総領事は、「太田氏はカナダの学生たちに広く日本語を学ぶ機会を与え、良き指導を実践してきた。日本とカナダとの相互理解の促進に尽力、友好親善に寄与されたことをたたえたい」と賛辞を贈った。

 太田氏は、「外務大臣表彰はまったく予想していなかった。昔の先生、友だち、同僚、家族の協力のおかげで受賞したと感謝しています。70歳ですが、まだまだ引退はしません。これからも今までやって来たこと以外の分野にも活動範囲を広げていきたい」と意欲を見せていた。

(2015年9月24日号)


 



 
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