蝶が舞う常夏の館(ケンブリッジ)
Butterfly Conservatory


〈リポート・編集部〉

 外は雪でも氷点下でも、一歩、中に入ればそこは常夏の世界。南国の植物が生い茂り、無数の蝶が舞う。しばしの時間でも別世界で過ごすことができるのがオンタリオ州ケンブリッジにある Butterfly Conservatory(蝶の館=ちょうのやかた)である。


▲Butterfly Conservatory(蝶の館)の入り口。無料駐車場あり

 トロントから西へ Hwy 401 を車で1時間ほど行ったところにある。10月22日号で紹介したケンブリッジの街の Hwy 401 の北側にあり、周囲はのどかな牧歌風景が広がっている。
 ※地図= http://cambridgebutterfly.com/visitors/location


▲熱帯植物の中を蝶が飛び交う

▲Rice Paper 蝶 ▲黒と赤の Postman 蝶
▲天使のような美しい姿 ▲鮮やかな青のブルー・モルフォ(Blue Morpho)。館内にはたくさん飛んでいるが、静止しないので撮影できず、標本を撮影


 常時24〜28℃に保たれた蝶の館には約50種の世界各国の蝶が1,000匹以上飛び交っている。ブルー、赤、オレンジ、黒、白とさまざまな色と大きさの蝶が舞う。
 係員の話によると、「天気によって蝶の行動が変わります。晴れた日はよく飛び回り、曇った日はあまり飛び回りません」。そう言えば、訪れた日は晴れていて、太陽がガラス天井を通してさんさんと降り注いでいたせいか、蝶たちは忙しく飛び交っていた。


▲滝の下の池には鯉(こい)がたくさん泳いでいる


▲好物のカットフルーツに群がる蝶たち

 熱帯植物の中に滝が造られ、小さな池には鯉(こい)が泳いでいる。蝶と一緒にカナリアや5種類のフィンチ(アトリ科の鳥の種類)など10数種の小鳥も飛び回っていて、いっそう南国ムードを盛り上げている。


▲蝶のふ化の様子が見られるコーナー

▲Blue Morpho のふ化段階 ▲さなぎから蝶になるのはもうすぐ・・・


 さらに蝶のふ化の過程が見られるようになっていて、実際にさなぎから蝶に変化していく様子が段階的に見ることができる。通常、卵から2〜3日でさなぎになり、それから数週間で蝶にふ化するという。
 蝶の種類によってふ化の期間は変わるそうだ。さなぎが何回か脱皮を繰り返し、最後に蝶として羽ばたくのは一瞬のできごと。うまくいけばその一瞬も観測できるようになっている。


▲昆虫標本展示室。手前は生きている世界一大きいゴキブリ


▲子供たち向けのライブ「蝶教室」

 温室のほかに蝶の標本展示室や昆虫室もある。大小カブトムシやクモの標本、さらに生きた世界最大?のゴキブリ(南米産)が見られる。この部屋の一角では館員による子供たち向けのライブ教室も開かれる。

 見学を終えたあとは、蝶や小鳥関連のグッズや本などを取り扱うギフトショップ、それにカフェがある。
 温室は暖かいので、コートなどはギフトショップの前にあるクローゼットに置くことをおすすめする。

Cambridge Butterfly Conservatory
■オープン日程:毎日午前10時〜午後5時までオープン
*10月15日〜3月1日は月曜休館
*12月24、25、26日、1月1日休館
■住所:2500 Kossuth Rd. Cambridge
Tel : 519-653-1234
■入場料(税込み):大人$13.00 、 シニア(65歳以上)&学生(13歳〜17歳)$11.58、子供(3~12歳)$6.78、2歳以下は無料

www.cambridgebutterfly.com

(2015年11月5日号)



 



 
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