バンクーバーBCプレースで強化試合
ラグビー日本代表、26ー22でカナダに競り勝つ


〈リポート・妹尾 翠〉

 6月11日(土)、男子ラグビーの日本代表とカナダ代表の強化試合がバンクーバー市のBCプレース・スタジアムで開催された。世界ランキング10位の日本は、ランキング18位のカナダと対戦した。この日、五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)選手はけがのためメンバーを外れた。

 試合は日本・カナダ両国の国歌斉唱で開幕。日本国歌「君が代」は地元バンクーバーの「NAVコーラス」が歌った。


▲BCプレースのスクリーンに映った日本応援団


▲日本国歌を斉唱する NAVコーラス(Photo by Shigefumi Okada)


▲選手入場

今回の強化試合では、カナダチームが赤のユニフォーム、日本チームは紺色のセカンドジャージーを着用して出場した。

 ゲーム前半は、開始直後、カナダの得点で2対5、日本は2トライを失ったが、木津武士選手(神戸製鋼)のラインアウトからのモールでのトライと田村優選手(NEC)のPGで逆転し、前半終了時、日本は13対12に追い込んだ。


▲試合風景(1)


▲試合風景(2)


▲試合風景(3)


▲試合風景(4)

 後半もすぐにカナダにトライを奪われ、13対17と、またもや逆転された。その上、日本選手の一人が反則で退場処分となり、人数が減って、かなりの落ち込み状態となったが、松島幸太朗選手(サントリー)のトライで逆転し、26対17まで追い込んだ。その後の展開もすさまじく、試合終了の80分になったところでカナダがトライ寸前まで攻め込んだが、結局、26対22で日本が競り勝った。

 逆転に続き逆転とハラハラさせられる場面が多かったが、展開の早いかなり面白みのあるゲームで、ルールをあまり知らない人たちも大いに楽しめた試合であった。
 これで日本の通算成績は、15勝/2引き分け/8敗となる。

 また、今回の15人制ラグビーはBCプレースでは初めてのことで、記念すべき第一回目の試合であった。会場のBCプレースには日本代表の試合を見ようと大勢の日本人ファンも詰めかけた。試合の模様は日本でもテレビで実況中継されるなど、関心の強さを示していた。

 昨年イギリスで開催されたワールドカップ(W杯)で、南アフリカを破り世界中から注目を集めた日本代表選手。これを機に日本でもラグビー人気が高まりつつある。これで、2019年に開催されるW杯日本大会に向けて第一歩を踏み出したことになる。


▲ラグビー選手予備軍の子供たち


▲試合終了後、観客や連盟役員、来賓に挨拶する日本代表選手

 BCプレースでの試合には日本代表の選手たちの活躍をひと目見ようと大勢の日本人ファンも応援に駆け付けた。
 また、試合の模様は日本でも同時中継が行われ、日本国歌斉唱を行ったNAVコーラスのメンバーに日本から多くのメッセージが届いたという。

【今回の日本チーム・メンバー】
1. 稲垣啓太
2. 木津武士
3. 畠山健介
4. 宇佐美和彦
5. 小瀧尚弘
6. 細田佳也
7. 安藤泰洋
8. 堀江恭佑
9. 田中史朗
10. 田村優
11. 笹倉康誉
12. 立川理道(ゲームキャプテン)
13. ティム・ベネット
14. パエア ミフィポセチ
15. 松島幸太朗
16. 森太志
17. 三上正貴
18. 垣永真之介
19. 谷田部洸太郎
20. 金正奎
21. 茂野海人
22. 小野晃征
23. 松田力也

(2016年6月16日号)



 



 
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