バンクーバー「Tojo’s」レストランのオーナーシェフ
東條英員氏に「日本食普及の親善大使」任命状


 バンクーバーの「Tojo’s」 レストランのオーナーシェフ、東條英員(とうじょう・ひでかず)氏への「 日本食普及の親善大使」任命状が、6月16日(木)、岡井朝子在バンクーバー日本国総領事により手交された。会場は「Tojo's」レストランにて。


▲岡井朝子バンクーバー総領事から「日本食普及の親善大使」任命状を手交される東條英員氏(右)

 東條英員氏は、1968年に大阪の料亭でシェフ、1971年大阪の寿司屋のシェフを務めた後、1971年バンクーバーに渡り、日本食レストランでシェフを務め、1988年に「Tojo’s 」レストランを開業した。地元で入手出来る食材をうまく使いこなし、芸術的な創作料理を次から次へと考案し、カナダ社会で多くの受賞を果たすなど、日本食の普及に尽力してきた。食に対する情熱の入れ方は半端ではなかった。

 岡井朝子総領事は挨拶で次のように述べた。
「日本食普及の親善大使は、日本食の普及のために昨年から農林水産省の管轄で、昨年は日本国内で8名が選ばれ、今年は海外からも13名が選ばれました。カナダからは東條さんとトロント『銀杏』レストランの木村重男さんの2名が選ばれました。日本食と一緒に日本酒も併せて紹介していくことが大切だと思いますので、啓蒙イベント、キャンペーンなど協力できるとよいのですが・・・。皆さまからのアイデアも歓迎します。どのような食材が海外で受けるのか調査もしています。日本のユニークな食材の紹介、さらに質の高いものも広げたいと思っております。カナダにはどのような日本の食材が入っているのか、これから詳しく探索しようと思います」

▲氷彫刻の飾り付けとアペタイザー ▲寿司盛り合わせ 


 東條氏はかの有名なカリフォルニアロールを考案した人物であるが、「自分がカナダに来たころは、ほんの少ししか寿司屋がなかったし、食材も少なかった。そこで地元の食材などを利用して必然的に生まれ出たメニューが多かったです」と話してくれた。
 当日も庭にたくさん咲いていたズッキーニの花の天ぷらがふるまわれたが、軽くてサクサクした感触がなんとも言えない心地良い食感をかもし出していた。


▲日本酒のテーブル

 今回の式典に日本から参加した兄の東條圀員(とうじょう・くにかず)さんは、英員さんについて、「お客がたくさん集まった時などに、庭や畑の野草を摘んで、料理の飾りつけをしたり、カリフォルニアロール的なことも結構やっていましたよ。創作的なことが好きだったのですね」と話してくれた。

〈リポート・妹尾 翠〉

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「日本食普及の親善大使」について

日本食普及の親善大使は、日本食・食文化の魅力を広く国内外にPRするための積極的な活動を行って頂くために任命されるものです。

(1)概要
「日本食普及の親善大使」(以下「親善大使」という)については、平成27年に日本食・食文化に係るプロ意識をもって海外の日本料理関係者等の相談に親身に応じ、日本食・食文化の普及に関する的確なアドバイスを行うため、13名の任命を行いました。また、日本食・食文化の魅力を広く国内外に効果的にPRするため、広告塔として相応しい女優の檀れいさんを「日本食普及の特別親善大使」として任命しました。
このたび、日本食・食文化の更なる魅力発信を図り、日本産農林水産物の輸出拡大に繋げるために、新たに国内の日本料理関係者8名と、外務省の協力の下、初めて海外で活躍されている方々から13名の合わせて21名を親善大使に任命致しました。

(2)「日本食普及の親善大使」の活動内容
親善大使の活動内容は以下のとおりです。
(ア)農林水産省が実施する日本食・食文化の普及事業への協力
(イ)自らの活動や出演するメディアでの日本食・食文化に関する情報発信
(ウ)プロの視点に立って日本料理関係者等へ助言することなどを通じた、国内外への日本食・食文化の普及

(3)参考
平成27年2月26日付けプレスリリース「日本食普及の特別親善大使及び日本食普及の親善大使の任命について」
http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/gaisyoku/150226.html

平成28年度、 農林水産省は、日本食・食文化の海外への普及をより一層推進するために、国内及び海外の日本食関係者等21名を新たに「日本食普及の親善大使」に任命。

(2016年6月23日号)


 



 
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