北米各地から先住民がバンフに集結!
盛大に開催されたお祭り「POWWOW」


〈 リポート=バンフ・渕上直美 〉   

 6月25日(土)、先住民にとって待ちに待ったお祭り「POWWOW」(パウアウ)がアルバータ州バンフのアリーナで初めて開催されました。

 北米各地から集まった500人近くの先住民たちが踊りを競い、さまざまな種族と友好を深めた、盛大なお祭りでした。このイベントは5年前から企画され、やっと開催にこぎつけられたそうです。

▲ゼッケンをもらい出番を待つ女の子 ▲人形のような超美人ダンサー



▲ちょっと緊張ぎみの母親とニッコリ顔の子供

 目の覚めるような民族衣装は、ほとんどが原色を使い、たくさんのビーズが散りばめられていました。伝統を受け継ぎ、長い時間をかけて作られたことが一目瞭然でした。


▲ダンスコンペティションの申し込みをする男性

 動物のつめや貝殻を使ったネックレス、イヤリングなどはすべてハンドメイド、オリジナルデザインです。先住民は決して真似をして作らないそうです。そしてこの民族衣装は「コスチューム」という言葉を使うと失礼にあたり、「REGALIA」(礼服 )という言葉を使わないといけないのです。


▲大人男子のダンサーたちの競技風景


▲大人女子のダンサーたちの競技

 踊り方というか、ステップは、一見、同じように見えますが、違うんですよ! いろいろな動物の踊りがあるそうです。たとえば、熊の踊りとか、鹿の踊りとか・・・。 ダンサーたちは汗をかくと、鷲(わし)の羽で作られたうちわ(?)であおいでいました。

 この踊りはプライズもあり、1位は500ドル、2位は300ドル、3位は200ドルがもらえます。男子、女子、ティーンエージャー(7歳から17歳)と分かれていて、55歳以上のシニア部門もありました。

 世界中から訪れた観光客も足を止め、思わぬイベントに出会い大感激! 特にヨーロッパ人(ドイツ人、イギリス人など)が多かったです。


▲お客で賑わっているブース

 朝から夜中近くまで続いた先住民のお祭り「パウアウ」。種族が違うと言葉もかなり違い、理解出来ないとのこと。最近は子供たちが英語だけを使うようになってしまい、慣習、伝統を受け継がせることの難しさを感じているとのこと。

 アリーナ館内に鳴り響く太鼓の音は、先住民から、エネルギーというか、元気パワーをもらった気分です。

 来年も「パウアウ」を、是非、開催したいとの声が多く聞かれました。

▲ボランティアが着る黄色のT−シャツ ▲スタッフが着る赤色のT−シャツ


 筆者は、昼間はスタッフとして赤いT-シャツを着て、夜はボランティアとして黄色のT-シャツを着て、楽しい一日を過ごしました。

(2016年7月14日号)



 



 
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