【赤毛のアン】
今夏オンタリオ州リースクデール村は
モンゴメリーのイベントがいっぱい!


〈 ご案内 トロント・梶原由佳 〉

 小説「赤毛のアン」で有名な作家、ルーシー・モード・モンゴメリー (1874-1942)は、プリンスエドワード島(PEI)出身ですが、36歳で結婚した後は、牧師であった夫の赴任地オンタリオ州の各地で暮らしました。


▲ルーシー・モード・モンゴメリー

 最初の赴任地は、トロント北東部の村、リースクデール(Leaskdale)でした 。この村の長老派牧師館で、1911年10月から1926年1月まで、モンゴメリー一家(夫と二人の息子)は生活したのです。

 現在、その牧師館は家具や調度品も整えられ、モンゴメリーが暮らした時代によみがえり、一般公開されています。


▲リースクデール村の長老派牧師館に掲示してあるモンゴメリー記念施設案内


▲モンゴメリーが1911年から1926年まで家族と暮らした長老派牧師館の建物


▲部屋には当時の家具や調度品が・・・。モンゴメリーが暮らした時代によみがえり、一般公開されている

 「黄金の道」をはじめ、アンの続編やエミリー・シリーズ、「青い城」など、11冊もの作品が、この牧師館のパーラー(客間)で誕生したのです。作家モンゴメリーが実際に執筆した家で、内部を見学できるのは、現時点で、カナダ中どこを探しても唯一ここだけです。モンゴメリー作品ファンなら見逃せない場所といえましょう。

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【注】モンゴメリーがPEIの生家で暮らしたのは2年未満。育ったマクニール農場は現存していない。オンタリオ州ノーヴァル村(Norval)の牧師館は、まだ教会が所有しており、一般公開はされていない。トロントの「旅路の果て荘」はモンゴメリーにゆかりのない人のプライベートホームになっている。

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 今年の夏、リースクデールではモンゴメリー関連の催しが充実しています。特に水曜日は見逃せません。モンゴメリーになりきった女優さんの一人芝居や、モンゴメリーの孫、ケイト・マクドナルドさんが、マーティン・シーンがマシュー役で出演する「赤毛のアン」のドラマの制作に関する講演も開催される予定です。

■詳細は、下記イベントページをご覧ください。

Lucy Maud Montgomery Society of Ontario
(オンタリオ州ルーシー・モード・モンゴメリー協会のホームページ)
http://lucymaudmontgomery.ca

8月の催し物スケジュールはここ:
http://lucymaudmontgomery.ca/calendar-of-events/

 
▲昨年春、長老派教会のガーデンに設置されたモンゴメリーの等身大の銅像

 なお、昨年春には、モンゴメリーの夫が務めた長老派教会のガーデンにモンゴメリーの銅像が設置されました。等身大の彼女の像はここだけです。PEIにもまだありません。トロントのダウンタウンから1時間半ほどのドライブです。この夏、リースクデール村を訪ねてみてはいかがでしょう。

【リースクデール村への道順】
 (1)トロントから、HWY 401 → HWY 404 を北にのぼり、Newmarket から 31 号線を東に進み、1号線を左折、北に数キロ行くと、Leaskdale に着く。
 (2)トロントから、HWY 401 を東に進み、Ajax を過ぎてから、Whitby の手前で、412号線に降りて、北上。続いて、23号線を北に向かい、Uxbridge を過ぎてしばらく北に行くと、Leaskdale に着く。

(2016年7月28日号)



 



 
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