【食べある記・モントリオール編】
エーゲ海の涼風を感じながら・・・
モダンギリシャ料理、レストラン「IKANOS」


〈 Nico Fujita・記 / Coco Montreal 誌 〉

 ギリシャ神話に登場する神々の食べ物アムブロシア。人間が食べると、寿命が「270年の4倍の3倍の9倍の10倍まで延びる」そうです。そこまで長生きできなくても、美味しいもの=幸せを味わうことは、「巧みに」生きる方法の一つではないでしょうか。
 今回ご紹介するレストランはギリシャ語で「巧み」を意味する「IKANOS」です。


▲店内に飾られた青地の絵が海をイメージさせる

 モントリオールの旧市街にある「IKANOS」はロフト風デコレーション。陽光降り注ぐテラス席はもちろんのこと、スタイリッシュなテーブル席、洒落(しゃれ)たバーカウンター席、どこに座ってもエーゲ海や地中海の涼風を感じられる開放感に満ちています。

 オーナーシェフは、人気店「Tasso」のシェフでもあったコンスタン・メンザスさん。ギリシャの伝統料理を重んじる一方で、新鮮な材料からインスピレーションを駆使して創り上げていく革新的ギリシャ・地中海料理を提供します。  小皿料理を分け合う形から、おのおのが一品料理を注文する形まで幅広い選択が可能です。

 まずは自家製ピタパンにザジキ(ヨーグルトときゅうり)、ティロカフテリ(辛いフェタチーズ)、メリザノサラタ(なす)3種のディップから・・・。ギリシャの白ワインとの相性抜群でついつい手が伸びます。

▲ギリシャの白ワインはギリシャ料理と相性バツグン! ▲ズッキーニの天ぷらは、にんにくソースをつけて



▲海鮮グリルの盛り合わせ。良質な材料が味の決め手

 ズッキーニの天ぷらは、チップスの名の通り軽い口当たり。海鮮グリル盛り合わせは、ホタテ貝、たこ、エビのグリルにイカリングまでついて豪華版。


▲鯛(たい)のグリルは頭も付いて斬新に登場

 王道、鯛(たい)のグリルにはギリシャサラダやワラビをつけ合わせていただきます。吟味された新鮮な素材を炭火グリルしているお陰で、皮はパリッと歯ごたえがありながら中身はふんわり柔らかく、魚介類好きな日本人にはうってつけの味です。


▲ほたて貝のポワレ。付け合わせのデコレーションが鮮やか

 ホタテ貝のポワレもおすすめ。フォアグラのテリーヌやアプリコットのソース、根セロリのピュレで美しくデコレーションされ、エーゲ海に浮かぶギリシャの島々をほうふつさせます。

 この夏、海が恋しくなったら、まずは「IKANOS」への美味しい航海に出かけてみませんか。

IKANOS
112 McGill, Suite #1, Montreal
(日曜休み)
514-842-0867
www.restaurantikanos.com

(2016年7月28日号)



 



 
(c)e-Nikka all rights reserved