【バンクーバー】

日系センターで「日系祭り」華やかに開催
日本の祭りの雰囲気を体験、タレントサーチも盛況


 今年もBC州バーナビー市の日系センターで「日系祭り」が9月3日(土)、4日(日)の二日間にわたり、大々的に開催された。日本文化紹介はもちろんのこと、売店やショーなどのほかに、家族ぐるみでゲームを楽しみながら日本の祭りの雰囲気を体験できる場として、また、募金イベントとして日系プレース基金が企画・主催したものである。

 今年の開会式は前座の山椒太鼓に続いて、日系センター正面のガーデンで正午12時にスタート。司会は同時通訳でおなじみの安武優子さん。


▲山椒太鼓のパフォーマンス


▲出番を待つ二基の神輿(みこし) 


▲先住民のサム・ジョージさん

 神輿の会 楽一(みこしのかい・らくいち )の笛太鼓の響きに合わせて開幕。先住民代表サム・ジョージさんの祝辞に続き、獅子舞が行われ、日系センターのロジャー・レミレー事務局長、ルイーズ阿久沢日系祭り実行委員長、岡井朝子在バンクーバー日本国総領事、アン・カング・バーナビー市議会議員のらの挨拶および鏡開きが行われ、一連の式典が終了。そして恒例の神輿が繰り出し、祭りの各イベントが始まった。

 【注】山椒太鼓は和太鼓に現代的なアレンジを加えたオリジナルの曲目を演奏。西洋音楽、西洋楽器なども取り入れ、民族や文化の境界を超越したパフォーマンスを行っている。山椒のように、西海岸の和太鼓業界にぴりりとした刺激を与える存在となろうということで山椒の名がつけられた。


▲鏡割りを終えて乾杯。(左から)ルイーズ阿久沢日系祭り実行委員長、ロジャー・レミレー日系センター事務局長、岡井朝子バンクーバー総領事、アン・カング・バーナビー市議会議員


▲フードブース


▲ゲームゾーンにはたくさんのゲームが・・・

 フードブースには、たこ焼き、ラーメン、うどん、カーリング・ポテト、抹茶製品、かき氷、わたあめ、日本式弁当など、日本食がずらりと並ぶ。
 ゲームゾーンでは、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、射的、輪投げ、風船ダーツ、ビーンバッグ投げ、ボウリング、ルーレット、ミニゴルフなど子供中心に家族で楽しめるゲームがいっぱい。子供たちの教育と安全性を考えたゲームとのこと。
 パフォーマンスは、楽一の笛太鼓、J-pop ダンスグループ、カナダ三宅会太鼓、盆踊り、歌舞伎のみひょん市、琴アンサンブル、ちび太鼓、パペットショー,ワイレレワイワイ・フラダンス、日本全国の神社に伝わる神楽舞、ストリートダンス、合唱、マジックショー、ヨーヨー、武道、茶道のデモンストレーション、そして祭りの目玉でもある「祭りスター・タレントサーチ」など、盛りだくさんのプログラムであった。

 売店では、日本のクラフト製品、パール手作りアクセサリー、日本の素材を使ったせっけん、浴衣、和菓子などの品々がブースに並べられていた。


▲「祭りスター・タレントサーチ」オーディションで選ばれた20組の出演者

▲祭りスター・タレントサーチに出演の「ドラム・ボーイズ」 。一位優勝で賞金500ドルを獲得 ▲朗読・ダンス・歌をこなすエマ・レイクさん


▲ギターを弾きながら歌うコロイ・ケリーさん ▲ヒップ・ホップ・ダンスの「ザ・トラブル・メイカーズ」



▲ケニー・リャングさん、キャナ・ラビンスキーさんのピアノデュオ。キッズ賞を獲得

祭りスター・タレントサーチ
 「祭りスター・タレントサーチ」では素晴らしい才能を持つ多くの若者たちの中から、オーディションで選ばれた20組が初日に出演。その中から選ばれたパフォーマーが最終戦に挑む。いずれも素晴らしいスキルを披露してくれた。 このタレントサーチも、今やプロの登竜門へと発展しつつある。

■祭りスター・タレントサーチ結果
1位優勝:Drum Boyz
2位:Quinn Pickering (SONG & GUITAR)
日系祭り賞:Emma Lake(DANCE & SONG)
キッズ賞:Keni Liang & Kiana Hrabinsky (PIANO DUO)
※賞金/賞品
1位500ドル、2位200ドル、日系祭り賞は自転車、キッズ賞は学用品ほかギフトバスケット

 今年のゲスト出演には元 Whiteberry(ホワイトベリー)のボーカル、前田由紀さんが登場した。ホワイトベリーのボーカルとして1999年にメジャーデビュー。2000年に3枚目のシングル「JITTERIN'JINN」のカバー曲「夏祭り」が80万枚超えを記録。その年の第51回NHK紅白歌合戦に出演し、2004年にメンバーの大学進学などを理由に解散。現在はソロで活動している。2014年10月にはラスベガスの「秋祭り」で初の海外ライブ公演。翌年には台湾からのオファーを受け「Wing Stage ゲームアニメ創作展28」に出演している。

▲インタビューに応える前田由紀さん ▲ポスターと同じポーズで・・・


前田由紀さんインタビュー

今回の出演はどのようなきっかけで?
「日本で『夏祭り』を歌っていたときに、たまたま日系センターの職員の方が聴いていて、申し込みをしてくださったのです」

バンドメンバーからソロ活動に移った頃は?
「最初は心細かったのですが、舞台で歌っているときお客様が一緒に口ずさんでくれたり、小さい子供たちが一緒に歌ってくれたりで、うれしくなって、勇気も出てきました」

再び夏祭りを歌うようになったきっかけなど;
「ショッピングセンターから『夏祭り』の歌を歌ってほしいという依頼がきて、今でもこの曲を聴きたいと言う人がいるんだという認識を得て、歌ってみたらお客様の反応が結構良くて、まだこの歌は歌っていても良いのだと思い、本物のお祭りで歌っていこうということになったのです。それで、14歳の時に来ていた浴衣を実家から送ってもらい、以後、お祭りでの出演の時にはその浴衣(今日も着ています)を衣装にしています」

・今回は、3日、4日とも「夏祭り」を含む5曲を披露した。

 家族ぐるみで楽しめる日系最大級の「日系祭り」は、今年もボランティアが350人以上、2日間の動員数1万1,000人と、大成功に終わった。

【トラベルラッフル当選番号】
319323  全日空社から羽田往復券2枚
987522 スカイランドトラベル社から$1,500のトラベルクーポン
1808799 HIS Canada 社から$500の旅行券
1809031 Listel Hotel スイート 1泊券とディナークーポン
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1809299 JTB から$200の旅行券

〈 リポート・妹尾 翠 〉

(2016年9月8日号)

 



 
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