【食べある記・モントリオール編】
フランスの街角にいるような雰囲気
ビストロ Les Deux Gamins


〈 Nico Fujita・記 / Coco Montreal 誌 〉

 モントリオールの Prince Arthur 通りは歩行者専用道路。いったんは寂れたこの界わいは、最近、再開発地域として再び脚光を集めています。その憩いの中心となりそうな噴水広場の前に、ひときわ目立つ赤色の建物。こちらが、ご紹介するビストロ「Les Deux Gamins」です。


▲パリのビストロ風テラス席がにぎわう Les Deux Gamins

 広々としたテラス席も含めれば80席ほどにもなる、1902年建設の3階建ての大きなフレンチビストロ。有名なフレンチシャンソンが BGM に流れ、優雅にソファ席に腰かけて、きびきびした動きのウエーター、ウエートレスさんを眺めるにつけ、まるで本当にフランスの街角にいるような気がしてきます。

 「二人の少年」という店名が呼んだ奇跡でしょうか、このビストロには二人のブノワさんがいます。バスク地方出身のフランス人シェフ、ブノワさんと、シャンパーニュ出身のフランス人ソムリエ、ブノワさん。ブノワシェフのお料理への情熱、そしてブノワソムリエのお客様への心遣いが、今宵もお揃いで迎えてくれます。

 メニューは、ビストロの定番メニューを中心に、旬(しゅん)の素材や市場での食材との出会いをふまえてアレンジが加えられます。


▲ヤギチ−ズとグリーンサラダを組み合わせたオードブル

 温かいヤギチーズとグリーンサラダの組み合わせは、ふわりと柔らかなチーズが口中で冷たいサラダと溶け合い美味。ハチミツの香りがアクセントです。

▲牛肉のタルタル、オニオンのフライ添え ▲生サーモンのメープルシロップ風味


 牛肉のタルタルは、注文を受けてから作る新鮮さが売り。生サーモンはメープルシロップで洗練された味わい。


▲エスカルゴのスペイン風

 フォアグラはポワレされて登場します。ロケットサラダと抜群の相性。エスカルゴはスペイン風にピキーリョ(甘い赤ピーマン)と・・・。弾力がありつつもジューシーな仕上がりが何とも言えません。


▲肉厚のタラの上に香ばしくローストしたひまわりの種が・・・
▲鴨のコンフィ。外の皮が香ばしく、中はやわらか

 魚料理は肉厚な鱈(タラ)。香ばしくローストされたひまわりの種が載っています。鴨肉のコンフィは、やわらかなお肉がワイルドベリーのドレッシングを吸収して、甘酸っぱさを届けてくれます。

 フランス産ワインを合わせ、つかの間のフランスグルメ旅行の完成です。 Bon appetit!

Les Deux Gamins
170 Prince Arthur Est, Montreal
514-288-3389
www.lesdeuxgaminsmontreal.com

(2016年10月20日号)



 



 
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