日本政府秋の叙勲
全カナダ日系人協会(NAJC)元会長
アート三木氏に旭日中綬章



▲アート三木氏

 日本政府は11月3日、秋の叙勲で、外国人として、全カナダ日系人協会(NAJC)元会長、アーサー・カズミ・ミキ(アート三木)氏(80歳)に旭日中綬章を授与すると発表した。

 アート三木氏は、1936年9月1日、BC州生まれ。5歳のとき、太平洋戦争ぼっ発、2万2,000人いた日系人は内陸に強制移動させられた。三木氏は家族と共にバンクーバー付近の果樹農園に移ったあと、マニトバ州に移動した。1969年、マニトバ大学で教育学部を卒業、1975年、修士課程を修了。のちにウイニペグ大学から名誉博士号を授与される。
 教師として29年間勤務、ウイニペグ市近郊のハイスクールおよび小学校で校長も務める。

 1984年、全カナダ日系人協会の会長に就任。カナダ政府に対して、戦時中、日系人が受けた精神的、物質的損害に関して、補償を求める運動(Redress =リドレス)を展開した。1988年、当時のマルローニー政権は、日系カナダ人に謝罪するとともに生存者に一人当たり2万1,000ドル、コミュニティー基金・カナダ人種関係基金に1,200万ドルを支払うことで合意した。

 1991年、カナダの民間人最高の勲章「オーダー・オブ・カナダ」受章者に指名された。
 アート三木氏の弟、ロイ三木氏はカナダの著名な詩人として知られている。

(2016年11月10日号)


 



 
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