永田社中
「鼓童」元メンバー吉井盛悟さん迎え
コラボコンサート大いに盛り上がる


 トロントで活躍するプロの和太鼓アンサンブル「永田社中」(主宰=永田キヨシさん)は、11月5日(土)夜、トロント日系文化会館(JCCC)小林ホールで、日本の著名な和太鼓集団「鼓童」の元メンバーで現在もさまざまな分野で活躍中の若手邦楽アーティスト、吉井盛悟(よしい・しょうご)さんを迎えてコラボレーションコンサートを開いた。


▲吉井盛悟さん(前列中央)と永田社中の皆さん。後列左から2人目は永田キヨシさん、後列左端は高橋アキさん

 吉井盛悟さんは、若手の邦楽界で注目を浴び、海外でも引っ張りだこ。太鼓はもちろんのこと、笛や胡弓、唄に語り、そして踊りと、すべてにわたって抜群のセンスと実力でトロントのお客を完全に魅了してくれた。

 トロント滞在たったの3日間という短い期間でのリハーサルにもかかわらず、ものすごい集中力と飲み込みの速さでたくさんのコラボレーション作品を仕上げるまでに至った。

 吉井さんは音楽家であり、ものすごい勉強家、努力家でもあるといわれる。永田社中の関係者は、「絶対になあなあは許されない空気でした。私たちもいつになく、すごく緊張しましたよ」と話している。

 前評判が良かったせいもあってか、会場のJCCC小林ホールは「満員御礼」の大盛況ぶり。鼓童時代から人気が高かった吉井さんを一目みたいと、トロントをはじめ、モントルオールや米国ミシガンなど、遠方からも大勢のファンや太鼓仲間が集まって来た。

 永田社中の主力メンバーである高橋アキさんは、次のように語ってくれた。
「吉井さんの和楽器に対する独特の感性、そして眼を見張るようなテクニック、舞台における姿勢や気迫のようなものを、目の当たりにし、お客様だけでなく、私たち永田社中一同もかなりの感銘を受けました。
 まさにプロの技! 完璧なステージパフォーマンスと抜群のいでたちで、永田社中がこれまでにご招待した中でも群を抜いて才能のある秀でたアーティストだと感じました。まさに圧巻でした!」

 なお、この日のプログラムの曲は、「八丈太鼓」を除き、すべて、吉井盛悟さん、永田キヨシさん、あるいは高橋アキさんの作曲または編曲による。

 さあ、あなたにも写真でコンサートの熱気を感じてもらいましょう。

〈写真はすべて井上義孝さん撮影によるものです。情報提供は永田社中〉


▲「伽羅」(きゃら)。般若の面をかぶって太鼓を奏するのは吉井盛悟さん


▲「追分」。三味線は高橋アキさん、笛は吉井盛悟さん 


▲吉井盛悟さん(胡弓)と高橋アキさん(三味線)のデュエットで「お座敷唄」


▲「竿竹売り」。中央は吉井盛悟さん(笛)


▲「チリカラ梵天」。永田社中と吉井盛悟さん(胡弓)


▲「貝殻節」


▲見事な音色。胡弓を奏でる吉井盛悟さん


▲吉井盛悟さん(左)の太鼓ソロ「八丈太鼓」


▲「虚空」


▲アンコールの曲は「華」

〈All Photos by Yoshi Inouye〉

(2016年11月17日号)



 



 
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