【食べある記・モントリオール編】
お腹も心も温かくなるレストラン
Hoogan et Beaufort(ホーガン・エ・ボフォール)


〈 Nico Fujita・記 / Coco Montreal 誌 〉

 昨年12月にオープンして以来、安定した人気を誇るレストラン「Hoogan et Beaufort」(ホーガン・エ・ボフォール)をご存じでしょうか。長い冬に突入していくこの時期にぴったりの、お腹も心も温かくなるレストランです。

 ホーガン・エ・ボフォールは再開発地区 Technopole Angus の一画にあります。レストランの名前は二人の人物に由来。もともとこの地区で農業をしていたホーガンとボフォールは、1879年にその土地をカナディアンパシフィック鉄道に売却。当時の鉄道製造工場が、時代を経て今はレストランになったのです。

 なるほど、一歩店内に入ると、町の歴史、そこに生きた人々の息吹(いぶき)がよみがえってくるような、懐かしい感覚に襲われます。新旧のデザインが見事に調和した心地よい内装です。


▲ジュテ氏のプレートはどれもマジック

 店のオーナーは、モントリオールが誇る天才シェフ、Marc Andre Jette 。Laloux や Les 400 Coups を経て、見事オーナーシェフに。やはり Les 400 Coups で給仕長だった William Saulnier 氏との共同経営です。

 できるだけケベック産の食材を用い、薪(まき)を使った石窯で最適の温度で焼きあげるのが、レストランの料理の特徴。そこにこだわる理由は、食材の新鮮さ、味の繊細さ、そして味わいの豊潤さを追求することだそうな。


▲鶏肉のムースとさくらんぼは色もマッチ


▲サーモンとグリル野菜


▲自家製パスタのタリアテッレ

 鶏レバーのムースさくらんぼ添えは、上品な味わいのムースにさくらんぼの汁がほどよく調和。フレッシュでやわらかなサーモンに添えられたいんげんは軽くグリルしてあり、シャルルボワ地方のチーズのクリーミーさが食感の楽しさを教えてくれます。自家製タリアテッレのパスタは、きのこソースとの相性が抜群。


▲ジューシーな鴨肉

 鴨胸肉のジューシーさは圧巻。自家製フォカッチャの香ばしさも癖になります。レモンのグラニテや苺(いちご)のソルベなどデザートも充実しています。

 石窯が見えるカウンター席がおすすめです。天国のホーガンとボフォールもご満悦なこと間違いなし! 美味しく温かく、冬に備えてまいりましょう!

Hoogan et Beaufort
4095 Rue Molson, Montreal
514-903-1233
ランチ/水〜金曜、ディナー/火〜日曜(午後5時30分〜10時30分)、ブランチ/日曜午前10時〜午後2時30分、月曜休み
http://hooganetbeaufort.com

(2016年11月17日号)



 



 
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