旅の総合コーディネート会社「ショーフレックス」は1987年発足した。創始者者は松本ジェームス真一郎氏。しかし、実際の活動はマネジャーの橋本昇房(はしもと・のりふさ)さんや菅原武志(すがわら・たけし)さんらにゆだねられている。
現在オフィスはトロントのほかにモントリオール支社、そして顧客サービス部門としてナイアガラ支社を設けている。
ショーフレックスの事業内容は幅広い。「観光ガイドサービス」「視察・通訳の手配」「留学センター」「写真サービス」「ケータリングサービス」など。
ガイドサービスは日本から団体でどっと来るというケースはだんだん少なくなり、同社ではお客のニーズに会わせた「手配旅行」に重きを置いている。つまり、プライベート的なガイドで、お仕着せではなく好みに 応じた旅を楽しんでもらうツアーである。
ここで社名の「ShowFlex」の意味を説明してもらった。Showは「見せる」でFlexは「フレキシビリティー」、 つまり臨機応変に応える、という意味だそうだ。Showの解釈も幅広く、ただ単に観光地を見せるという意味 ではなく、イベントコーディネートや舞台設営まで請け負っている。
「旅の安全と安心、さらにカナダの心を伝えるのが私たちの社のモットーです」と、橋本さんと菅原さん。
質の高いガイドを提供するには、ガイドの高度な教育養成が必要となってくる。
「お客様の多いシーズンは130名からのスタッフをかかえていますので、教育にはたいへん気をつかいます」。
スタッフの勤続年数が長いのも同社の特色。それだけ信用度が高いということだろう。
「留学センター」は、日本から語学留学を希望する学生たちの手助けをするところで、学校の世話、ホームスティ先の斡旋、学生ビザの延長手続き、また語学の個人レッスン手配などを行っている。
「写真サービス」は、お客さんからの要望で始めたビジネス。「団体でいらした方は皆さん一緒の集合写真を希望されるんです」ということ。「できた写真はすぐにお客様の手元に届けられます」。
「ケータリング」は、いわゆるお弁当や巻き寿司などを作って、配達する仕事。これもお客の要望から始めたのがきっかけで、現在はオフィスの階下に設けたキッチンでライセンスを取得し、専属シェフの作った弁当を、近くの会社などとアジア系大手スーパーのPATスーパーマーケットやT&Tスーパーマーケットなどに卸している。
一見、「まあ、なんといろいろなことを手がけているものだ」と思われるが、こうしてみるとすべてひとつのラインでつながっている総合コーディネート会社であることがわかる。
「人さまに喜んでいただきたい」を心がけて仕事に励むスタッフたちである。 |